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「アルゴ探検隊の大冒険」と「タイタンの戦い」

レイ・ハリーハウゼン大全をまだじっくり読んでないのですが、筆者にとってのレイ・ハリーハウゼン(以下レイ)は「アルゴ探検隊の大冒険」(以下アルゴ~)で終わっているのです。人形アニメは生まれた時から先が見えていた。結局「アルゴ~」以上のものは不可能なのです。技法が技法なだけに限界もすでに内包している撮影技術なのです。CGをうまくとりこんだいわゆるアニメとは違い袋小路な技法なのです。
「アルゴ~」が大好きだった筆者は、期待して観に行った「タイタンの戦い」で非常にがっかりして劇場を後にしたのを今でも覚えています。やはり「アルゴ~」以上のものは何も見いだせなかった、というか、時代に対して(他にすぐれた特撮映画が山のように作られた時代なので)退化すらしたかのように見えてしまったのだ。ストップモーション・アニメはもは過去の技術なのだと実感しました。もちろんオマージュ的にスターウォーズに登場したチェスシーンや、複合技術で素晴らしい映像をみせた帝国の逆襲のトーントーンのシーンなど、短カットでの使用はまだ利用価値はありましたが、それが昇華しなかったのはその後の映画業界を見ればわかるとおりです。とにかく「タイタンの戦い」はとても古い映画を観たような感じがしました。「帝国の逆襲」という特撮技術のてんこもり映画を観た後に、やはり「タイタンの戦い」は辛い。もう時代は変わっているのである。つまり特撮は映画を良くするための一つの技術にすぎず、技術そのものを売りにする時代では無くなっていたのだ。フレームレートの少ない人形と人間の競演など、もう、見ていて辛いのです。
「アルゴ~」がCGなら面白くもなんともないだろう。
逆に「タイタンの戦い」はCGに向いている作品である。アルゴとタイタンはその表現において似て否なる映画なのだ。タイタンはストップモーション・アニメの限界を露呈し、その技法に終焉をもたらした皮肉な作品となってしまいました。
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テーマ : 特撮・SF・ファンタジー映画
ジャンル : 映画

レイ・ハリーハウゼン PART2

という訳で今回は、「レイ・ハリーハウゼン(以下「レイ」)PART2である。
日本で初めて公開された「レイ」の映画は、54年公開の日本初の劇場用怪獣映画「ゴジラ」の公開1ヵ月と何日後かに、大映配給で公開された、レイ・ブラッドベリ原作の「霧笛」を映画化した「原始怪獣現わる」であるが、これと、「恐竜グワンジ」「恐竜100万年」は昔、子供のころ、よくテレビでやっていたので見ていた人も多かったのではないかと思う。
特に私は「恐竜100万年」が好きだった(コアなファンは「ジュラシック・パークの恐竜より、こっちの恐竜の方がリアルだと言っているそうだが・・・・)。後年、この恐竜と骸骨(アルゴの)の特撮が同じ人がやっていたと知って、びっくりしたのだが(笑)一方、「SF巨大生物の島」と「HGウェルズの月世界探検」はテレビで何回かやったそうだが、見た記憶がない。両方共、ビデオで見たのだが、見た方なら、おわかりだと思うが、前者はジュール・ベルヌの「神秘島」が原作で、ネモ船長とノーチラス号が登場する「海底二万哩」の続編である。ストーリーは素直な空想冒険活劇としてそれなりに楽しめる。しかしアニメートは見事だが、巨大な蟹や鳥(フォロラコス)、蜂、アンモナイトでは、やはり物足りなさは 否めない(蜂の体毛が風でなびくところまでダイナメーションで見せるのは凄いと思うが)。日本未公開は仕方がないと思う。後者はHG・ウェルズの「月世界最初の人間」を原作にしている。私は手塚治虫の漫画と子供向けのSFの全集でこれを読んでいたが、映画を見た感想は、割と忠実に、そのイメージを映画化しているものだっ たので非常に好感を得たものだった。特に、重力遮断合金セイバーライトを使用して宇宙船が、屋敷の屋根を破って宇宙へ飛び出していくシーンとその宇宙船のデザイン、それに月の人間セレナイトはよかったと思う。それから、「世紀の謎・空飛ぶ円盤地球を襲撃す」と「地球へ2千万マイル」「水爆と深海の怪物」は、みんなCSで見たと思うのだが「世紀の謎~」 はティム・バートンの「マーズ・アタック!」でもパロディになっていたので、知っている人には有名。でもそれだけである(笑)「地球へ~」は、数十年前すでに、故・大伴昌司氏が紹介していて、金星竜イーマはそれで有名になった。が、ストーリーが33年版の「キングコング」にオマージュを捧げたものであったり、象と格 闘するシーンがあったりするが、これも見どころはそれぐらいである。「水爆~」は予算がないため8本足のタコを6本足で描いて見せたという話が有名であるが、それはさすがに上手く見せていたと思う。しかし、う~ん、まあ(笑)語るものがあるとすれば、それぐらいである。いずれにせよ、古い映画なので仕方がないと思う(笑)そしてそして、「シンドバッド虎の眼大冒険」(以下「虎の目」)と「タイタンの戦い」(以下「タイタン」)である。「レイ」の映画はいつも、ヒロイン役の女優の起用の仕方が上手いと思う。この「虎の目」のジェーン・セイモアもそうだと思う。だが、映画自体は、魔法使いを女にしたり、舞台を北極地の秘境にしたり、また、ミナト ンを着ぐるみとダイナメーションを融合させたものにしたりと、新機軸を打ち出そうとしたが、他の登場する怪物たちが残念ながらインパクトに欠けるものだったので、尻すぼみに終わってしまったと思う。「タイタン」は「レイ」の作品で、ロードショーで見た、最初で最後の映画である。これは元々、アルゴの続編として企画されたものだが、配給のコロンビアが下りたため、MGMと組んで製作されたものである。ゼウスが人間の女に生ませた子供を助けたり、助けろ!と、他の神に命令 したりとアルゴの続編として企画された影響か、ストーリーは、何となく嫌な感じではあったが(笑)これはおもしろかった。ローレンス・オリビエやクレア・ブルーム、マギー・スミスにウルスラ・アンドレス、バージェス・メレディスと言った大物が出演していたせいもあったからかも知れないが、当時は新人の主演のハリー・ ハムリンとジュディ・バウカーが、まずは頑張っていたからだと思う。ダイナメーションも、一見地味な(笑)サソリに始まって半人半獣のカリボスとの戦いに、クライマックスのメデューサとの死闘と大怪獣クラーケンとの激突を、見方によればテンポが遅いとも見えなくもないが、時間を掛けてタップリと見せてくれた。特にメデューサとの死闘は、これを見るまではハマープロの怪奇映画 「妖女ゴーゴン」(一応、メデューサの姉ね)ぐらいしか、イメージ的にはなかったのだが、これは私に取ってはベスト3に入るぐらい好きなシーンになった(例によってここはDVDで何回も繰り返して見ている)。あのチチチかジジジといった音を尻尾で鳴らしながら、不気味に身をくねらせながら突き進んでくるメデューサの姿 は1度見れば忘れることはできないだろう。
さて、現在、この「タイタンの戦い」は「インクレディブル・ ハルク」のルイ・レテリエ監督がリメイクに挑戦している。私は「 ~ハルク」が怪獣映画のような感じがして、 なかなかおもしろかったと思うので期待していいと思う。 ところで、ジョン・シングルトン監督が企画していた「 シンド バッド火星に行く」はどうなったのだろう。ハリーハウゼンが当初、 企画していていて断念したものだけに是非、 実現してほしいと思うのだが・・・・・・。
え~と、そんなわけで次回は「エイリアン3&4」ではなくて「 トワイライトゾーン」へ行ってみます(笑)
 
「地球防衛軍」を見ながら。
バルカン星のダース・ベイダー








 

 

 

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テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

レイ・ハリーハウゼン

という訳で、今回は、「エイリアン3&4」でもなく、「トワイライトゾーン」でもない、そして、SFでもない!ファンタジーの「レイ・ハリーハウゼン(以下、レイね)」である(笑)理由は「レイ・ハリーハウゼン大全」という本が、私の大好きな、「奇想コレクション」(知ってる?)を出している 河出書房新社から発売されたからです。その記念という訳で取り上げた次第である。しかし、こ の際、述べておきたいが、本来ファンタジーは、そしてホラーも(只の殺人鬼が人間を、殺しまくる話では無くて、超自然的な存在とかが出るという意味ね)SFとは、三位一体であるのだ。ということを、残念ながら、なかなかわかってくれる人がいないのが、悲しい現実である。
例によってであるが(笑)私がレイのいわゆる、ダイナメーションをスクリーンで見たのは、今から15、6年ぐらい前のことだろうか。当時、大阪のキタに、毎日新聞社が運営する「毎日文化ホール」(これも今はもうない)というのがあって、中は狭くておまけに座る椅子はパイプ椅子を連結(笑)しているものだった が、450円(!) で二本立ての映画が見れるので、映画好きには何とも有り難い存在だった。そしてそこで見たのが、当然、リバイバルではあるが、『シンドバッド7回目の航海(以下『7回目』)』と『アルゴ探検隊の大冒険(以下『アルゴ』)』だったのだ。そのあくる日も、『シンドバッド黄金の航海』(以下『黄金』)』と『アルゴ』を見 たのだが、映すスクリーンが小さかったのが玉のキズだが、嬉しくて嬉しくて、たまらなかった。勿論、昔はテレビでも『7回目』を始めとするシンドバッドシリーズや『アルゴ』も、たまにやっていたので、やっていた時は食い入るように見ていた。また、私の住んでいる関西のUHF局は、昔は「宇宙戦争」やら「地球最後の日」 、「黒い絨毯」「灼熱の怪」「恐怖!戦慄の怪人」など古典SFから、動物パニックにハマープロの怪奇物、長編SFテレビムービーなど、バラエティに富んだ内容だったので、それはそれは、幸せな毎日を送っていたのだが(笑)、「レイ」のやつは、どちらかと言えば、VHF局でやっていたのが、まだ、多かったのではないかと思う 。一番記憶に残っているのは、故・水野晴郎の「水曜(最初は金曜じゃないよ!)ロードショー」でやった『アルゴ』だろうか。『アルゴ』は、バーナード・ハーマンのテーマ曲に乗って動き出すタロス(旧DVD版だけか?字幕はティロス)もよかったが、クライマックスの、ヒドラ?ヒュドラ?の歯を撒いた地面から生まれる7人の骸骨剣士集団との激闘シーンは、ありきたりの表現で申し訳ないが(笑)、何度見ても素晴らしいと思う。私なんか、あのもう倍ぐらいの時間、骸骨剣士集団との戦いを見ても全然、飽きないね(笑)因みに人間が演じた、ポセイドン?トリトン?のおじさん(笑)は当初、ダイナメーションでやろうとしたのだが、水との合成シーンに困難が予想されるため、取りやめになったそうである。『7回目』を初めて見たのも、当然、テレビなのであるが、やはり印象に残ったのは、一つ目巨人のサイクロプス(我が家で、バルタン星人以外で唯一、フィギュアが2体以上あるのだ)である。あの、籠ったような、叫び声は一度聞けば忘れることはできない。当時、4歳だった、うちの双子に、私がDVDを元にして編集 した、『7回目』のビデオテープをサイクロプスのシーンだけ、見せてやると「怖い」と言って泣き出してしまったが(笑)、この、サイクロプスが、レイの考えたモンスターで、人気がナンバーワンなのだが、当のレイは、なぜだか、わからないそうである。火を噴く、ドラゴンも好きだ。あの皮膚感は、とても1957年に作られたものとは思えないぐらい、よくできている。ラスト近くのサイクロプスとの戦いも怪獣映画が好きな私は、興奮 して見ていたが、ドラゴンが、なぜ、火を噴いてサイクロプスをやっつけないのだろう?と不思議に思い(まあ、これもダイナメーションと炎を絡ませた合成が難しいためだと思うが)大きな、弓矢一本でやられてしまうのは、惜しい存在だと思った。また、その他のダイナメーションとしても、「サイボーグ009(漫画の方で、 ちょっとだけやけど)」にも登場した、首が二つある、巨大なロック鳥。『アルゴ』への布石とも言える、一人骸骨剣士(笑)物語の初めで、女とコブラ(?)の合体魔法で誕生する、体が緑色で腕が4本ある、蛇女などが、観客を退屈させない、絶妙なタイミングで登場する(って思ってるのは私だけかも知れないが(笑))加えて、見るからにうさん臭そうな、ジャン=リュック・ピカードの先祖のような、ハゲのオッサンの魔術師ソクラやソクラに命令されて、サイクロプスを「とうせんぼ」するためのバリアを、わざわざ倒立して行って 張りに行く(笑)ランプの精のガキと言えば、失礼か、ランプの精の子供(名前忘れた)も、役柄的にピッタリだと思った。だから、というわけではないが、『レイ・ハリーハウゼン』の全作品中で、この『シンドバッド7回目の航海』が、私は一番、バランスが取れていて好きである(レイ自身は確か『アルゴ』が一番好きだと言っていたと思う)。それから、話が前後して、申し訳ないが『アルゴ』は、神様が、回数は限定されるものの、他力本願であるイアソンたちの危機を助けたりするせいもあって(笑)というか、助けてやるから、他力本願になるのかな?まあ、いいとして(笑)怪物や骸骨以外に登場するやつで、あまり好きなやつが、いないのだが(笑)それ は、やはり、脚本が悪いせいだと思うので、結局、私は、ダイナメーションのモンスターたちは好きだが、登場人物や神様たちに、魅力を感じないので、『アルゴ』はおもしろくないと思うのである。
お次は『黄金』であるが、「バーバレラ」で、天使のような羽がある眼が見えない男を演じていた、ジョン・フィリップ・ローが、キャプテン・シン(ド)バットを演じていたのだが、私に取っては、「ドラキュラ72」や「地底王国」「007・私を愛したスパイ」のムチムチねえちゃん、キャロライン・マンロー(でも 、今年か来年還暦のはず(笑))が出演していた事実の方が重大な、一作なのである(笑)なので、その、キャロラインが演じた、女の奴隷、マルギアナ(やったっけ?)に比べれば、6本の腕を駆使して、大チャンバラを行った、陰母神カーリも、一つ目巨人サイクロプスの親戚のような、一つ目半人半獣のケンタウロス(アーッ !)も、私が東宝特撮の中でベスト3に上げる、『緯度0大作戦』にも登場した、グリフォンも、敵わないのである!アーッ!ハッハッハッハッ!(アクション仮面風に)と言うのは、勿論、ウソであるが(笑)私が特に思い入れをしているせいだろうか?『7回目』に比べるとどうも、全体的に落ちるような気がする。 人によっては、陰母神カーリが最高傑作と呼ぶ人もいるようだが、確かにあの剣戟もよかったが、最高傑作ではないと思うのだが。
で、次の『シンドバッド虎の眼大冒険』(以下『虎の目』)になると、「え~っ!」と思うほど、出来が悪くなる。金を掛ければいいという訳では無いがナンボか忘れたが、『タイタンの戦い』(以下『タイタン』)を除いて一番製作費を掛けたにも関わらずだ。と、ここまで書いて、相変わらず文章が、非常に長くなって いるのに気が付くのが遅いが気が付いた(笑)これ以上書くと、また、ダース・マキノ氏に波動砲を撃たれるので、『虎の目』と『タイタン』を含めた、その他の「レイ・ハリーハウゼン」の作品を次回に語ってみようと思う。なので、次回は『レイ・ハリーハウゼンPART2」です。
 
「マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋」を見ながら。
バルカン星のダース・ベイダー








 

 

 

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SFをこよなく愛するペーパークラフトクリエイター
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