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2001年宇宙の旅 デザイン考察

2001年宇宙の旅(以下2001年)は、例外的に評価の高い映画です。当時は難解なストーリーに評論が飛び交いましたが、色々な情報が入る現在、そして2001年の影響を受けた多くの作品で目が肥えたことにより、今あらためて鑑賞するとさほど難解ではありません。
 デザイナーである筆者の立場でこの映画を語るなら、何を置いても「美術がすごい」の一言につきます。40年以上経ってもいまだ色褪せないそのデザインの数々には目を見張るものがあります。こんな映画は未だにあらわれません。

 最初に宇宙ステーションの内部にガツンとやられます。リング状の居住区なのでその廊下は緩やかに曲面を描き、真っ白で統一された空間は日常からかけ離れた宇宙、そしてテクノロジーの進んだ未来というイメージを一瞬で鑑賞者に理解させます。その中で唯一色をまとった家具「真っ赤な椅子」が究極的なバランスでインテリアデザインの素晴らしさを圧倒します。ちなみにこの椅子、「ジンチェア」といい、フランスのデザイナー、オリビエ・ムルグの作品です。
 当然ながら宇宙船のデザインも素晴らしく、今は亡きパンアメリカン航空という位置づけのシャトルは美しすぎるデザインです。そして機能的なアリエス号。それら模型の精度は現在でもまったく抜かれてはいません。むしろ科学的考証の上にデザインされたそれらは、現存するどのSF映画メカよりも説得力があります。それはSFデザイナーがデザインする今時のメカと違い、本物のデザイナーや学者をふんだんに起用したからに違い有りません。
 そして優雅に飛ぶそれら宇宙船の映像はモーションコントロールカメラがまだ開発されていなかた時代の撮影とは思えないほどの完成度です。(実際10メートルを超えるネジを作り1回転ごと回して1コマごとに移動させて撮影するという、想像を絶する労力をかけて撮影された、超ローテク人力モーションコントロールで)今ではとても贅沢で撮影不可能な、超長時間露光(たった1秒間の撮影にも数時間かかる!)による撮影の賜物でしょう。もうクレイアニメなんか比じゃないです。2001年が40年たった今も他の映画に抜かれる事のない超絶映像なのは、この長時間露光撮影によるもの。あまりにも壮絶な技法のため、どんな特撮マンも嫌がり、2001年が最初で最後の技法だろう。今ではCGによって何でもできそうな感じがあるが、実際はそうでもない。マッピングによるディティール描写の方法論では模型撮影を超える事はけしてありえません。どれだけ精密なCG映像でも、嘘っぽく、物理的現物である模型にかなわいのです。(あくまでも今のところ)

 デザインに話を戻すと、宇宙飛行士達が使用している腕時計は、現在も数々の映画に提供しつづけているスイスのハミルトン社によるデザインです。(残念ながらスウォッチグループが買収しましたがブランドは今も現存)モデルX-01として2006年に 2001本限定として発売されましたが、今見てもかっこいいです。
 そして16メートルもの巨大模型で撮影されたディスカバリー号。スターウォーズにも多大な影響をあたえているいわゆるごちゃメカ。しかしデザインはいたってシンプル。脊椎動物的なモチーフもテーマとあっていていい。(ちなみにほとんどの人が「精子」デザイン説をとなえるが、これはたんなる後付け解釈であり、そうすることでストーリーが理解しやすいが為。筆者は「精子」説を否定するものです)

 ちなみにボーマン達が食事で使用するフォーク&スプーンは、AJカトラリーといい、デンマークの巨匠デザイナー、アルネ ヤコブセン氏によるものです。

おっと長くなりそうなので今回はこのへんで、次回はいつかまた。(マキノ)

Flashによる解説がすばらしいサイト。↓

http://www.kubrick2001.com/







 

 

 

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テーマ : 特撮・SF・ファンタジー映画
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スターウォーズ マキノ的まとめ

バルカン星のダース・ベイダー氏がスターウォーズのまとめを書いたので、筆者も書かねばなるまい。
しかしスターウォーズに語ることはそんなにない。あまりにも偉大な映画だからである。すべてはスターウォーズから始まった。この映画がなければ、今のような質の高いSF映画は、これほどあふれるほどには作られていなかったであろう。いや事実そうなのだ。
ま、たしかに新3部作が100%すばらしかったかといえば、軽くうなずけないのであるが、、、、、。ただネット上の評論をよみあさっていると、どうも勘違いしている輩が多いので2点に絞って書き留めておこう。
1、
「クローンの攻撃」でのヨーダのバトルシーンを劇場で観たときは感心したものだったのだが、場内からは失笑がもれていた。クルクルと飛び回って身体能力の以上な高さを見せつけた戦いをみせたヨーダだが、戦いが終わると杖をついてよたよたと歩いたからだろう。筆者は「わかっていないな」と心でくやしかった。800歳を超えるヨーダは肉体的に限界にきている、事実わずか二十数年後に亡くなるのだ。だからヨーダはフォースを使い体を自在に飛び回らすことで肉体の衰えをカバーしているのだ。これはすでに「帝国の逆襲」でのルークの修行のシーンで伏線が張られている。ルークがヨーダを背負って森の中を駆け回り、飛び跳ね回るあのシーンは肉体の強化のためではない。だいたい短期間でシルクドソレイユのような能力が身に付くはずも無い。ルークにフォースによる肉体の制御、すなわち物理的なパワーを教えていたのだ。
2、
特に「ファントムメナス」なのだが、「CGばかりでつまらない」などという意見が多いのだ!はぁ?何を言ってるのか。通商連合戦艦もリパブリック・クルーザーもMTTも、そのほとんどのメカは模型が製作されているのだ。けしてCGではないのだ。ポッドレースのシーンだって、実物大の模型が作られたし、レース場や観客席も模型、たしかにCGも多用しているが、模型も多用しているのである。ナブーの宮殿もすばらしい模型である。そういう意味でも、こと特撮に限って言えば「ファントムメナス」がシリーズ中、最高の出来なのである。
(マキノ)

テーマ : スターウォーズ
ジャンル : 映画

スターウォーズまとめ

私が中学生の時に担任の先生が出した「尊敬する人物」というアンケート用紙に「ジョージ・ルーカス」と名前を書いた、その偉大な(笑)映画製作者・ジョージ・ルーカスは映画を製作するに当たり、キューブリックを始めスピルバーグやキャメロンいや、どんなにスゴイ監督やプロデューサーが束になっても絶対、勝つことができない事を常に行って来たのをご存じだろうか?答えは彼の製作する映画は全て「自主制作」なのである。別の言い方をすれば「限りなくプロに近いアマチュアが作った映画」ということになるのだ。「えっ?『ルーカスフィルム』て、映画製作のプロが集まった会社とちがうの?」とか「意味がよくわからない」と言う人は、ご自分で調べてもらうとして(笑)ルーカスは当初、「フラッシュ・ゴードン」(以下「FG」)を製作しようとしたが版権関係がクリアできなかったため「SW」を製作したというのは有名な話である。その「FG」はいつもいいところで次回に続くという「連続活劇(シリアル)」形式のものだが「帝国の逆襲」のエンディングが、ああなのは、その「連続SF活劇」である「FG」を作りたかったという思いがあるためだ。そしてルーカスは「限りなくプロに近いアマチュア」故に、基本的には自分が見たい映画を、或いは映画しか、作りたい、また或いは作りたくないヤツなので(友達か?)それが、ヒットしようとしまいが、どうでもいいと思っている。結果的に後から収益が付いて来たのだ。因みに(出た!)全てが成功しているとは言えないが、その、自分が見たい映画」を他人も見たくなるように作るのが上手い(プロデュースも含めて)のがスピルバーグである。
「SW」でエピソード4(以下「4」「5」「6」)が一番最初に作られた理由は、もちろんルーカスが言うように4、5、6が、一番エキサイティングなシーンが多いパートであることからであるが、実は中でも4が、一番作りやすかったためでもある(特撮が一番少なく済むためである、とも言える)。そして、これは一番脚本が書きやすかったから、とも言い変えることができるのだ。どういうことかと言うと「4」は「デス・スターを破壊する」という、壊してしまう、無くしてしまうという、明確に最後の「目的」がキチンとあるので脚本を書くに当たっては、出発点があって、そこから途中経過がどうなるにせよ、話としては持っていきやすいということである。刑事が活躍する映画で例えれば、殺人が起こって、現場検証を行い、聞き込みやいろんな捜査を行って苦労しても、最後に犯人がきちんと逮捕されるということだ。それに比べて「5」は「4」のように単純には行かない。何せ「帝国の逆襲」だ。悪が完全に勝って終わることが、当然できない代わりに、見ている者(観客)が納得できる形で、悪が「優勢」であるように終わらせなければならないといけないし、「4」には無かった男女の愛や親子の愛憎の物語もあるのだ(実際、ルーカスはメビウスや、我らが誇る、生頼範義大先生に「帝国の逆襲」の世界配給用のポスター制作を依頼した時にハン・ソロとレイアが口づけを交わそうとするシーンを描いてほしいと頼んだらしい)。それらの要素は決して目立ちすぎてはいけないし、かと言って、弱い話でもいけない。脚本を書いたリー・ブラケットとローレンス・キャスダンの起用は、その辺の微妙な加減ができる、と見抜いたルーカスの見事な判断だったと思う。勿論、100%ではないと思うが、少なくとも「4」には無い「ドラマ」の部分をあれだけ導入しても、特撮部分と合わせて、映画としての完成度が高いのは誰もが認めると思うのだ。そう考えると「6」はやはり、かわいそうである。以前も述べたが、あれだけの話を入れて、まとめ上げるのは至難の業である。脚本を書いたローレンス・キャスダンは、結局、ルーカスと共同で脚本を書く事になったにせよ、さぞ、苦労した事と思う。そして、苦労どころか、リチャード・マーカンドはほとんど名ばかりの監督業を、この「6」で行ってしまう。「6」の監督を当初、スピルバーグで予定していたルーカスは、監督協会との軋轢により、スピルバーグを断念せざるを得なかったが、我々に、最初に入って来た「6」の監督の情報は「ルーカスがイギリス人の監督を探している」というものであった。なぜ、イギリス人でなければならないのか?これについては、色々な説があったが、今もってハッキリと分かっていない(笑)。が、一番有力な説は「シリアスに描きたかった」からのようだ。この「シリアス」というのは、恐らく、ルークvs皇帝&ベイダーのフォースによる心理戦を絡ませたライト・セーバーの戦いの事であると思われるが、それでも、なぜ、イギリス人でなければならないのか、マーカンドのドナルド・サザーランドが主演の「針の眼」も見たのだが、正直、よくわからない(笑)そして、大方のファンの予想通り、完成した「ジェダイの復讐(当時のタイトル)」はマーカンド色など、皆無な、正に「STARWARS」であった。まあ、ルーカスは「インディ・ジョーンズ」もそうだが、元々、自分の色を強く出すプロデューサーなので、しゃあないんやろうけどなあ(笑)そう考えると、スタッフやキャストの信頼は厚かったけど、ルーカスの言うこと聞かんと、「帝国の逆襲」の予算をオーバーした、アービン・カーシュナーに「ジェダイの復讐(当時のタイトルよ!)」を監督してもうたほうがよかったかもしれへんなあ(笑)ねえ、ダース・マキノ氏!

バルカン星のダース・ベイダー

テーマ : スターウォーズ
ジャンル : 映画

明日のSF映画を継ぐのは誰なのか?

さて、全米では、いよいよ今年の5月から公開される、ジェームズ・キャメロンの総製作費225億円の超期待のSFアクション「アバター」。ウワサによると、CGによる「ホンモノ」の6人の俳優が登場したりするらしいがルーカス、スピルバーグ、キャメロン(他にもおるかもしれへんけど、ごめんね)と来て、次に続くSFムービーの俊英は誰だろうか?一応、私はこの三人を推したいと思う。まず、一人目は、ピーター・ジャクソンだ。ご存じのように誰もが不可能と考えた、一大ファンタジー大作、「ロード・オブ・ザ・リング」三部作で、SF・ファンタジーのシネマディクトたちを狂喜させたのは言うに及ばず、第三作の「王の帰還」でアカデミー賞を11部門、獲得。そして「キング・コング」では怪獣映画と怪奇秘境探検映画の見事な融合を存分に見せてくれるなど、名実、共に大監督である彼だが、嬉しいことに「バッドテイスト」や「ブレインデッド」の時のB級&ホラーマインドは失っておらず、バリバリのSFを撮影する予定は、今のところなさそうだが、それらのマインドが絶妙にブレンドされた時、「スターウォーズ」の大ファンでもあると発言している彼のことなので、必ず何かやってくれるものだと期待できる。取り合えず、今は、プロデューサーを担当する「ホビットの冒険」前後編の二部作と、これも、前後編の二部作で、SFでは無いが、スピルバーグと共に監督を担当する3Dアニメ、「タンタンの冒険」に期待しようと思う。二人目は、ギレルモ・デル・トロである。ダーク・ファンタジー、「パンズ・ラビリンス」で世界的な大成功を収め、同じくダーク・ファンタジー「永遠の子どもたち」のプロデュースをした彼は元々、特殊メイクアップの神様、故・ディック・スミスに師事した、特殊メイクアップアーティストだった。そのためかどうかわからないが、彼もどちらかと言えば、バリバリのSFよりは、「ヘルボーイ」シリーズに代表されるような怪物達や「デビルズ・バックボーン」の少年の亡霊と言った、超自然的な存在を描くのが好きなようであるが、「童夢」の実写映画化を原作者の大友克洋に直接、申し出をしたり、すでに、ご存じの方も多いと思うが、ユニバーサルと契約した、往年の名作をリメイクする計画の中に「スローターハウス5」がある事から考えても、SFマインドがあると、まず、考えていいと思うので、まずは、先のピージャク(笑)がプロデュースを行う「ホビットの冒険」は彼が監督をするので、期待しようと思う。そして最後の三人目は、デビッド・フィンチャーだ。現在、監督最新作である、驚異的なCGと特殊メイクの合体である、ブラッド・ピット主演の「ベンジャミン・バトン-数奇な人生-」が公開されているが、彼は元々、ILMでアニメーターをやっていた。そして、新人では史上最高の製作費のデビュー作となった「エイリアン3」は、本人の意向に沿わない内容であったため、何度も一から作り直したいと思ったそうだが、当時、27歳の新人が監督したSF映画と考えれば、「エイリアン」という事は横に置いといて(笑)まあまあよかったのではないかと思う。その後は一貫して、ダークな作風を好んでいるが、実は彼は大のSFファンであるのだ。「エイリアン3」以外はSF映画らしいSF映画は撮影していないが、その証拠としては、数年前から、モーガン・フリーマンの会社で、なかなか進まないが、企画進行中(笑)のアーサー・C・クラークの「宇宙のランデブー」に監督として企画に参加しているらしいのだ。これは是非、実現してほしいと思う。そして、他にも、彼は頭の中で(笑)色々なSF小説の映画化を考えているらしいので一本でも実現してほしい。彼なら、その小説のディテールを損なう事なく映画化出来る人材だと思うからだ。
最後に、今回書いた「SFムービーの俊英」については、まだ、何人か、個人的には存在するので(笑)機会をあらためて書いてみたいと思う。
それでは、みなさん、さようなら~♪♪♪

バルカン星のダース・ベイダー

テーマ : 特撮・SF・ファンタジー映画
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扱いに困る2001年宇宙の旅

まず、SF映画ファンの中には俗に「2001年宇宙の旅派(以下「2001年」と「2001年派」)」と「スターウォーズ派(以下「SW」と「SW派」)」があるらしい。私は別にどっちの派閥にも属するつもりは無いのだが、どちらかと言えばやっぱり「SW派」である(笑)その最大の理由は「2001年」は「特撮は凄いのだが、話がわかりにくい映画」だからである。キューブリックは生前、この「わかりにくい映画だ」と言うマスコミの質問に対してこう言った。「いい音楽や小説は何度も聞いたり読んだりするだろう。(2001年は)いい映画なのに、なぜ何度も見ない?」と。しかし、これは逆に「何度も見んと、あかんいうことはやっぱりわかりにくいんや。」と、一般ピ-プルに印象づける結果となった。事実、公開当時の「日本SF作家クラブ」は「2001年」よりも「猿の惑星」の方を推薦している(「2001年」は当時の文部省推薦やけど(笑)) 。これは、本当は、「日本SF作家クラブ」とすれば、どちらかと言えば「2001年」を支持したいのだが、その驚異的な特撮技術は別にして難解で哲学的なストーリーは自分たちでさえ、よくわからないのに一般人なら、尚、理解できないと思ったからだ。故・野田昌宏宇宙大元帥が言うように 「SF」は「絵」だねえ!だが「映画」である以上、最低限の起承転結(フランス映画には起承転転や承転転結とかあるけどね)がある「物語」は必要、だと思うのだ。そして何度も繰り返しになるが、確かに、「2001年」はとても68年に製作されたとは思えない、寒気がするぐらい恐ろしいほどの高いレベルの「特撮技術」が施されている映画である。「SW」のように星なんか見えない(笑)漆黒の宇宙空間を飛んでいる「宇宙船」の窓に写っている、会話をしている乗組員の合成など当時はおろか、現在でも、と言っていいぐらい、CGならともかく、ミニチュアでの合成という意味から考えると、信じられないショットだ。だが、意地悪く言うとそんなシーンも含めて、幾ら、リアルで驚嘆する、未来で実現するであろうと思われる、宇宙の想像(イマジネーション)の世界のシーンがあっても、「2001年」で描いている世界ぐらいで、そこに本来の「SF映画」が持つ創造的な想像の世界があると言えるだろうか?(ボウマンが巨大なモノリスの中に入って行って光のシャワーを浴び続けていくシーンは感動したけど(笑))凄く極端に言えば、そこに宇宙船が飛んでいたり、乗組員が作業をしているだけ、ではないだろうか? (でもねえ。SF映画ファンにしたら、『宇宙船』が飛んでるだけも、『ロボット』がそこにおるだけでも、『金星ガニ』が襲って来るだけでも、充分、嬉しいから、ストーリーがややこしかっても、特撮がよかったら、別にいいんやけど。ねえ!ダース・マキノ氏!?)
実は「2001年」と全く構造が同じであるSFホラー映画があるのを、ご存じだろうか?そう、ジョン・カーペンターの私も大好きな、「遊星からの物体X」だ。この映画は、特殊メイク&エフェクトの大天才、ロブ・ボーディンが、デザインし造り上げた、ドロドログチャグチャベトベトのモンスターエフェクトが「やりすぎ、見せすぎ」であったため、映画の核たるストーリーである「誰が怪物なのか?」というサスペンスより、私を含めたSF、特撮ファンは狂喜して、「不定形で他者を吸収し同化していく宇宙怪物(BEMよ!)」の変形及び同化していくそのもののシーンの方を、この映画の全てと思って見ていたのだ。だから、ご年配のSFファンは「遊星からの物体X」を見て「劇場に手品を見に来たみたいだ」と言ってガックリしていたのだが、その「手品」と言う表現は私にも理解ができる。実際、DVDを見る時は怪物の登場シーンだけを再生して見ている(笑)ので、結局、私もストーリーよりも特撮重視(って、言うたらやっぱり怒られるかな!?)の「2001年派」の事を偉そうに言えた立場では無いのだが(笑)そしてそして、だからこそ、「ストーリーのための特撮」で「特撮のためのストーリー」になっている、確かにストーリーは幼稚だが、そういう意味では誰も文句が言えない、「SW」の方が「2001年」よりも優れているとは言わないが、「筋」が通っていると思うのだよ。アムロ君!
(バルカン星のダース・ベイダー)







 

 
 

テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

サラ・コナー クロニクルズが面白い

「ターミネーター:サラ・コナー クロニクルズ」が面白い。いやかなり面白い。
未見の人のためにもう少し語っておきましょう。
コナー親子とキャメロンは、T-888型ターミネーターの追撃やFBI捜査官をさけながら、スカイネット製造を阻止すべく、追いつ追われつのストーリーが展開していくことになる。そこにカイルの兄やサラ・コナーの元恋人も絡んでTVならでわの複雑なストーリーになっていく。
今回登場の新型T-888ターミネーターは人間と結婚して人間社会に潜伏できるほど、性能がアップされている。また戦闘で皮膚を無くしエンドスケルトンになったT-888は現代の技術を駆使し(学者を脅すわけだが)皮膚を再生させたり、整形手術で人間になりすましたりと新たな見所も満載である。
少女タイプになった味方のターミネーターTOK715型も違うタイプのターミネーターということでどこがちがうのかは徐々に明らかになっていくだろうが、現時点でわかっていることは、(見かけ上)食事ができること(T-888だって食べないと社会に潜伏できないだろうから、おそらく食べれるのだろう)、バレエを踊れる程繊細な動きが可能な構造(しかしパワーはT-888を倒すほど大きい)。そしてある程度、自律的判断で行動でき、目的の為ならサラやジョンの命令にも従わず、ウソもつける。
ちなみにシーズン2ではT-1001も登場するそうだ。ってことは液体金属系ですね。
で、今回のターミネーターですが、少女型なので、いやがおうにも感情移入してしまいます。マッチョな戦闘マシーンだったシュワ型はかっこよさにほれましたが、今回は可憐さも手伝って、シュワ型では味わえなかった、戦闘シーンの魅力があります。
全22話の予定で、T-4公開の直前までTV放映されるようです。
このシリーズに矛盾点などを上げて批判するコメントもネット上でみかけたが、ナンセンスです。タイムトラベルを扱う以上矛盾は避けて通れない(矛盾の無い作品など古今東西あっただろうか?)。SF好きならただ楽しむべし。






 

 

 


テーマ : 特撮・SF・ファンタジー映画
ジャンル : 映画

クローンの攻撃&スの復讐

それでは、今回は「スターウォーズ・クローンの攻撃」(以下「クローン」)と「~シスの復讐」(以下「シス」)である。前作の「ファントム・メナス」で受けたCGの悪い印象は、残念ながらこの「クローン」と「シス」でも、やや同じであった。但しクレジットはされていたかどうか忘れたが「クローン」の方は、「ピラニア」や「ハウリング」などのジョン・セイルズが脚本に参加したので、少しは話がマシになったような気はした。まず、「クローン」の方で私がおもしろいと思ったのは、何と言っても怪奇映画の大スター、クリストファー・リーがドゥークー伯爵=ダーク・ティラヌスで登場している事だろう。彼が操る変形ライト・セーバーでの戦いはなかなかの迫力であった。しかし、対ヨーダにおいて互角のような戦いの描写は少しいいのかな?と思ったりもした。幾ら、かつてはクワイ=ガン・ジンの師匠であってもあの強さはないのではないか。まあ、確かに例の指先から出す電撃を放っていたので、恐らくシディアスにダークサイドの修行を付けてもらったとは思うのだが。

他にもいいシーンは確かにある。オビワンとパドメ、アナキンが処刑闘技場に捕えられたところに、メイス・ウィンドゥを始めとする大勢のジェダイが助けに来る大乱闘シーンは良かったと思う。だが、アミダラ暗殺未遂の背後にダークサイドの潮流を明らかに感じていたのにも関わらず、パルパティーンの正体がわからなかったはやはり納得できない。ところでエピソード1~3までそうだが、なぜか

メカデザインが非常に悪いと思うのだ。誰がメカデザインを担当しているのかは私は知らないがやたら変な流線形が多いような気がする。逆に怪獣と言うかクリーチャーはCGでやりやすいのか結構、楽しめた。ヨーダは・・・仕方が無いと思うが(笑)ラストでアナキンとパドメがコソッとする結婚シーンには感動(笑)した。

そして「シス」だが、始まってすぐ、やったかな?ドゥークーとアナキンのライト・セーバーの戦いがあって、アナキンがパルパティーンの強引な指示でドゥークーを殺してしまうけれど、そのシーンのせいでファンの間ではドゥークーがアナキンの父親だと言う説がもっぱらである。私も何となくそう思う(一部のファンにはパルパティーンが父親だと言う説もある)。何となくそう思う理由は、「ジェダイの帰還」でオビワンがルークに「アナキンの血は帝国に取って脅威だからな」と言うところがあるので、その事から考えるとダース・シディアスは昔々からアナキンの血を持つ者をダークサイドに引きずり込んで弟子=暗黒卿に仕立て上げていたと考えられるのでドゥークー伯爵は、と言うかアナキンにはドゥークーの血が流れていると考えて妥当だと思うのだ。ただ、ルーカスはそういった悲劇が続くような話はあまり好まないような気がするので、そこは暈したかったのでは、と思う。

「シス」での最初の見せ場はオビワン対グリーバス将軍の戦いだろう。かつてメイス・ウィンドゥと戦ったらしい(小説版にはあるんだよ)そのサイボーグ・ドロイドは異様な容姿に、4本の腕があり、ライト・セーバーをビュンビュン唸らせ、しかも本人曰くドゥークー仕込みと来れば期待もしたのだが、結果はあっけなく終わってしまったのでガックリ来た(笑)。彼がする咳はルーカスがする咳を加工したものである。で、その次はメイス・ウィンドゥ対ダース・シディアスだろうか。

このシディアスは文句なくカッコよかった。正体を現すところから、グルグル回転しながら飛び上って、最初にメイスに同行していたジェダイ・マスターたち(名前忘れた)を殺していくところなんか痺れるぐらいだ(ここは私はDVDで何回も見ている)。アナキンの言葉に迷った挙句、腕をアナキンにライト・セーバーでブッタ斬られ、シディアスの放つ電撃でメイスは吹き飛ばされたが、アナキンの登場シーン何かいらない。二人の激突をじっくり見たかった。で、続いてはスピルバーグが監督したうちの一つである元老院でのヨーダ対シディアスの戦いだ。ルーカスはかつて「ジェダイ」の監督をスピルバーグに依頼したのだが、監督協会との軋轢で断念した苦い経験があり、今回の幾つかのシーンのスピルバーグの監督起用はそのリベンジだと言われているが、そのフォース&ライト・セーバーの激闘はスピルバーグらしさが出ているかどうかはわからないが、さぞ、ルーカスは嬉しかっただろうと思う(私はシディアスが勝つように応援していたが(笑))。最大の見せ場、クライマックスはアナキン対かつての師匠、オビワンの戦いだろう。何か見せ場はライト・セーバーの戦いだけのようだが、実は、この「シス」が全六作の中で一番、ライト・セーバー戦が多いのである(だから仕方が無いと言わないけど(笑))。そして、これが、もう一つのスピルバーグが監督したシーンであるが、こちらは私の感受性が悪いのか、こんなものか、と言った感じだった。因みにこの「シス」は一体どれぐらいの特撮シーンがあるか、ご存じだろうか?答えは3500シーンである。これは一本の映画が持つ特撮シーンの今のところ最高記録である。そんでもってラスト、パドメから死ぬ直前(?)に生まれて来た双子のルークとレイアがそれぞれの養父母に引き取られて行くのだが、ヨーダはその双子を見守るそばにいるために「惑星ダゴバ」に移住したって知ってた?そう、このシーンは「シス」の特典映像で見れるので、まだ、見ていない人は見て下さい。他にもねえ、さっきも述べたけど「シス」でパドメはすぐ「レイア」を生んで死んでしまうのに「ジェダイ」でルークの質問にレイアがお母さんを覚えている発言をしていたり、同じく「シス」でオビワンがダークサイドに堕ちたアナキンを「善の心を忘れていない」とか何とか説得するシーンなんか無かったのに、これまた「ジェダイ」で、ルークがベイダーを説得するシーンで「オビワンもそう言っていた(説得してくれたが)がどうにもならない」と発言していた事とか、他にも何かあったような気がするけど矛盾(笑)があるのはまあ、いいとしよう。最後にこのブログの必殺SF人、ダース・マキノ氏も期待している、例のテレビシリーズの件だが、最新情報(ホンマに最新かな?)によると製作本数が100本から400本に増えたらしい。そして、最初の100本は賞金稼ぎなどのサブキャラが主人公だが、200本目からはルークなどのメインキャラが主人公になるらしいのだ。

これは期待できそうですね~。但し、実際の製作は数年先と言う事なので取り合えずは首をなが~くして待つしかないようだ。因みにって書くのが多いけど(笑)、因みに製作されるのは100%、間違いない。理由は意地悪く言うと「ルーカスフィルム」のビジネス上の「仕方が無い事情」から来ているのだが、その事情とはウワサによるとかつて「ルーカスフィルム」で製作した「ハワード・ザ・ダック」が大失敗してしまってからルーカスは「インディ・ジョーンズ」は別にして「SW」以外は怖くなって作りたく無くなってしまったらしい。ルーカスにすれば別に映画製作をしなくても充分、生活はできるのだろうから「SW」にそれほど未練がないのかも知れない。じゃあ、後は「インディ5」ですか(笑)

これで、「SW」サーガは終了です。私の拙い文章を読んでいただいた皆様、ありがとうございます。ダース・マキノ氏からは好きなSF映画を書いていいと、ご承認をいただいていますので、また、次回、何か書かせてもらおうと思っています。

それまで皆様お元気で、さようなら~さようなら~♪

「グラディエーター」を見ながら(ラッセル・クロウは、いつ見てもかっこええなあ)
バルカン星のダースベーダーでした。


テーマ : スターウォーズ
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スターウォーズ 特別編

特別編について少々語りたいと思いますが、なぜか旧ファンの中には、オリジナルにこだわりすぎて、追加CG&画質クリーンナップ処理をほどこされた「特別編」を忌み嫌う人達がいます。
が、はっきり言って筆者はこの「特別編」を評価します。さすがに今の時代、ましてや新シリーズを観たあとでの旧作はつらいからです。追加されたCGはオリジナルに遜色を与えるほどのものではないし、むしろ世界観の密度が増して良くなってます。ルーカスが泣く々諦めたシーンを追加できたのですから、ようやく本来の姿になった映画作品ととらえるのが妥当だと思います。が、どうしてもオリジナルにこだわって、一切を受け付けない頑固な人も多いわけです。よく評論家は「作れもしないくせに評論する」と言われたりしますが、ある意味そうだと思います(作れないからこそ評論できるというのもまた正論ですが)。筆者もクリエイターという立場なので、自分の作品を常に最高の状態に持って行く為に、絶えず手を加えたいものです。観客はルーカス監督の産み出した世界を見せてもらっているわけで、作品は観客のものではありません。あくまでルーカスのものです。ルーカスが何をしようがもんくを言うのは筋違いというものです。
最善の注意と過酷な努力が(どれだけ大変な作業だったかは、痛いほど分かります)施された「特別編」はモーションコントロール撮影におけるマスクのズレもバッチリ直っています。模型のパネルライン等、以前はぼけて見えにくかったものまで鮮明に確認出来ます。1コマ1コマ、気の遠くなるようなゴミ取り作業、匠の技を必要とするどう考えても良くなっていて、悪くなった点などみじんもありません。というか、E1P、2、3と並べて観るにはどうしても必要な処置だったと思うのです。
(マキノ)



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スターウォーズ・ファントム・メナス

それでは、新三部作を今回から語ってみよう。まず、「スターウォーズ・ファントム・メナス」(以下「ファントム」)は「ジェダイの帰還」が公開されて実に16年振りに公開されたわけであるが、例の歩いているアナキンの影がベイダーになっているポスターが大好きな私は、それはそれは大期待していた のだが期待しすぎていたのか(私だけか?)何とかと言う王宮の奥でのクワイ=ガン&オビワン対ダース・モールのライト・セーバー戦しか「おもしろい」と思うところが無かった。
逆に「なんでやねん」と思うシーンがあったが、それは「スターウォーズ」(以下「SW」)に取っては重要だと思うところだった。例えばアナキンがヨーダをも凌ぐ「ミディ・クロリアン値」の持主であると判明するところ、旧三部作でそれについて登場はおろか言及するシーンも一度も無かった。また、アナ キンの母親のシミ・スカイウォーカーの処女懐胎も、何故の設定なのかわからない。だが、私が最も重要だと感じた「なんでやねん」なところは、ヨーダがなぜ、パルパティーン=ダース・シディアスの存在に気がつかないのか?である。ヨーダは800年も前からフォースを教えているのにも関わらずである。確かにヨーダがそれ を分かってしまうとタイトルの「ファントム・メナス=見えざる脅威」の意味が無くなってしまうので、映画のストーリーが成り立ちにくくなるのは理解できるのだが、それならそれで、パルパティーンがヨーダに匹敵するぐらいの恐ろしいほど強いシス(エピソード4の時点ではシスは地名?星の名前?であった。ベイダーが銀河 中に響かせていた別名、「シスの暗黒卿」はこれに由来する)のマスターである描写が、この「ファントム」の時点であって然るべきだと思う。やはりそれは脚本家としてのルーカスのミスであると思う。そして一般の人たちにはどうでもいい事で熱狂的なファンであるが故の最大の疑問or謎の「オビワンやヨーダが死んだ時は消え たのにクワイ=ガン・ジンはなぜ消えなかったか?」である。
実はこの件に関しては、ルーカスが「エピソード3で解明される」とハッキリと断言していたのだが、その事をエピソード3で幽体?霊体?のクワイ=ガンが説明するシーンがなぜかカットされてしまったのだ。現在、その件についてはエピソード3の小説版やコミック版に(もちろん脚本には現存する)記載 があるので読んだり見たりすれば理解できるのだが、それにしても不親切である。
以上がストーリーに関しての事だが、特撮?CG?的にどうなのかと言うと、これがまた、なのである。私はこれに関してもかなり大期待していた。なぜかと言うとルーカスは以前から「将来はCGが主流になり、俳優もいらなくなる時代が来る。ILMではCGの可能性の追及に余念がない」と発言していた (事実、ILMのCG部門であるピクサーが、まだまだ発展する可能性があるにも関わらず独立してしまう)ので、俳優がいらなくなるかはどうか別にしても、今でこそアメリカで特撮会社は大きいところから小さなところまでたくさんあるが、当時はその数がまだ少なく、また、高い技術力があるところも無かったので、数あるS F映画の特殊視覚効果=スペシャル・ビジュアル・エフェクトを担当するにおいてILMは常にトップをキープしてきたのだ。そして極端な話、ILMが手掛ける特撮は全て「SW」サーガに応用するため、と言っても過言では無いのだ。なのに、である。あの、全体を描いている、ILMが行った割にはリアルで無い、明らかにイ ンパクトが欠けている、CGの「紙芝居」的な雰囲気、と言うか感じは何なのだろう?そう、思い、感じているのは私だけかも知れないが、ユアン・マクレガーやリーアム・ニーソン、ナタリー・ポートマンそれにサミュエル・L・ジャクソンと言った芸達者たちのおかげで私は彼らの演技に集中できたので、ハッキリ言えばこのエ ピソード1を見る事、鑑賞する事ができたのだ。過剰な期待をしていたお前が悪い、と言われるかも知れないが、「SW」についてはどうしても過剰な期待をしてしまうのだ。それはエピソード4~6を見れば明らかだ。あの、何でもないシーンにまでSFマインドを投入する、どう見てもSFマニアが創り上げたとしか思えないそ のシーンの連続はこのテの映画キ×ガ×の私を、いや、全世界のこのテの映画キ×ガ×を狂喜させたのだ。
例によってDVDは少し前に特典なしの3枚組のBOXが発売されたと思うが、やはり、特典なしよりありの方がいいに決まってるので、そちらを買っていない人は買いませう。では、さようなら~♪♪♪「ドラゴンボールZ」を見ながら。

バルカン星のダースベーダー








 

 

 

テーマ : スターウォーズ
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スターウォーズEP6

今回、スターウォーズ旧3部作を今頃語るにあたって、ネット上のいろんな評価を読んでみたのですが、「スターウォーズ」という映画をちゃんと理解しているか否かで評価が大きく分かれるようです。「スターウォーズ」に良い評価を与えない人達は、中身の薄い単なる幼稚な冒険活劇と評します。筆者からすると笑っちゃいます。何にも分かっちゃいないな、と。そうです、これは単なる冒険活劇です。それ以上でも以下でもない。それを徹底的にエンターテイメントに仕上げた。それこそが一番大切なことです。中身が薄い(いや実は相当奥深いのですが)のはストーリーテンポ上じゃまだからです。無理に難解なストーリーを組み込んだ映画で、自分は知的なんだと変な満足感を得るような人達向けの映画ではないんです。まさに当時、子供から老人まで、とキャチコピーに唄われたように、一見単純明快に見せておいて、分かる人にはじつに広大な世界観を持った映画なのです。そしてその冒険活劇にリアリティを与える為に徹底的に作り込まれた特撮映像。新シリーズを観た人達が、旧作の特撮をしょぼいとよく評してますが、何をおっしゃいますか!?当時はこれ以上無い最高ランクの特撮だったのです。オプティカル合成の限界まで挑戦した宇宙戦闘シーンは圧巻です。そして芸術の域まで達した精密な模型群。もう感涙の極みです。スターウォーズを撮ることの為に作られたILM。その恩恵で他のSF映画を観られる事を忘れないでください。

さて、本作ですが、この映画はイウォークが受け入れられるかどうかで評価が大きく分かれたりします。これは新作に登場するジャージャーが受け入れられるか否か、と同じです。筆者に言わせるとイウォークがなければスターウォーズでは無いということです。(当然ジャージャーがいなければスターウォースではないです。)こういう世界感こそがスターウォーズを他のSFと一線を画している理由です。作品的にはEP4のリメイクという形で作られています。(EP1もそうですが)さらに迫力を増した例のデストロイヤーの下面をなめるシーンで始まります。そしてラストは再度デススターの破壊。一番の見せ場はジャングル内を飛びまくるスピーダーバイクでしょう。
皇帝の呆気ない最後が唯一気になりますが、当時はルーカスもEP7~9を作る気満々だったので、その伏線だったのかもしれません。
(マキノ)






     

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スターウォーズ「ジェダイの帰還」

さて、今回は「ジェダイの帰還」(以下「ジェダイ」)である。この「ジェダイ」は一般の映画ファンからも、SF映画ファンからも旧三部作の中では一番「ダメ」とされているが、私はそうは思わない。あの話の内容から考えて、むしろあれ以上まとめるのは無理だと思うのだ。残念ながら幾つかの「ダメ」と言われている点が目立ち過ぎてしまっているので印象が悪くなっていると思うのだが、その点はまた後で述べたいと思う。当時、私は予備校生であったがほとんど、予備校には行かず映画館や本屋、喫茶店に出没していた。その日もいつものように梅田をブラブラして、腹が減ったのでナビオ阪急に赴き、「古譚」でラーメンを喰い、「何か映画見よう」と思って上の階にある「北野劇場」で映画を見たのだが、何の映画を見たのかタイトルも内容も不思議な事に忘れたが、映画が始まる前の予告編で「ジェダイの帰還」(公開当時の邦題は「ジェダイの復讐」)の予告編を見たのだ。しかし、その予告編で流れたコピーを見てビックリした。「最高のおもしろさで送る完結編!お見逃しなく!」である。確かに間違ってはいないのだが、周囲のあまりSFや映画に関心がない普通の(笑)友人達からは、みな異口同音に「もう、終わるんやろ」と言われて、その度に私は「違うよ、最初は12作、作る予定やったんやけど、それが全9作になってん。今回の完結編と言うのは、その全9作のちょうど真ん中の4、5、6の三部作の完結編て言う意味やねん。」と説明した。後に全9作の製作予定は全6作となるのはご存知の通りだが、私と同じ経験をこのブログのエグゼクティブ・プロデューサーであるマキノ氏もされたと聞いた事がある。

そして遂に公開されたのだが、まず一回目を見て最初に感じた事は、宇宙空間であっちからこっちから戦闘機が飛んで来て、ビーム砲がビュンビュン飛び交って繰り広げられる、ニュー・デス・スター破壊作戦を決行する反乱軍対宇宙戦艦軍団の帝国軍の戦いは凄い!と思い嬉しかったがそれ以外は、う~ん、と言わざるを得なかった。そしてそれは、弟の面倒を見ると言う口実で親から巻き上げた金で見た二回目でますます、確信を得た。それがすなわち「ダメ」と言われている点なのだが、まず、惑星エンドアの一連のシーン、あれはいらないと思う。バイクのところとかC‐3POがイウォークにベイダーのマネを見せたりするところはおもしろいと思うが、子供の層の集客を狙ったのか少し幼稚かなと思った。また、ジャバ・ザ・ハットのアジトへハン・ソロを救出に行くところも、ジャバはルークの「ジェダイの術」が利かなかったので強そうだな、と思っていたがあっさり、レイアに首(?)を鎖で絞められて倒されてしまうし、旧「スターログ」の読者欄にも書いてあったがアジトに巣食う宇宙人たちは、昔の「東映変身怪人番組」に出て来る造形の怪人を彷彿させる出来の悪いものだった。音楽を演奏していた奴らも然りだ(ビブ・フォーュナは好きやけどね)。「帝国」の時にも書いたがボバ・フェットはすぐやられるし、他のバウンティ・ハンターの描写もないしねえ。皇帝を文字通りガードしているあの赤いエンペラーズ・ロイヤルガードは何をしに登場したのかさっぱりわからない。そして、一番「ダメ」だと感じたのがルーク対皇帝の戦いで、皇帝が指先から出すピカチュウの10万ボルトのような青い電撃(ピカチュウの10万ボルトは黄色やけど)は確かにダメージを与えるのだろうけれど、せっかく期待していた皇帝の武器?技?術?をあれだけしか見せないのはいただけないのではないだろうか?ルークの幾度かの「助けて」と言う叫びでダークサイドから「帰還」したベイダーが皇帝を持ち上げて放り投げるところも、いくら皇帝がベイダーの事を信用して油断していたとしても反撃がないのはおかしいと思う。まして、百五十歩ぐらい譲って放り投げられてそのまま落ちて行ったとしても、それぐらいで死ぬ存在とはとても思えない(新三部作を見るとますます、そう思うよ)。だけど、だけどである、私が「ダメ」だと述べた点は多分、この映画の一般的かつSF映画ファンが「ダメ」だと言っている点とほとんど同じだ思うが、その「ダメ」な点をもし丁寧に描くとすると当然、今のようにCGもないので時間もそして、コストも掛ってしまう。だから、ああいうふうにまとまってしまうのは仕方がないのだ。実際、ルーカスはローレンス・キャスダン(当初、単独、後にルーカスと共同)に頭を下げて脚本を頼んだと言う。そう、ルーカス自身も「ジェダイ」の脚本を書くのは至難の業だと自覚していたのだ。
そして、実は、この「ジェダイ」の特撮を完璧に描くことも至難の業であると言うことをルーカスは自覚していて、ILMの三人のスーパーバイザーがこの難局に挑む事になるのだが見事それを成し遂げた。三人のスーパーバイザーとはすなわち、リチャード・エドランド、ケン・ローストン、デニス・ミューレンの三人である。

例によってDVDは例の仕様で(笑)販売されています。えー私は・・・・・一応、持ってます(笑)
では、では、次回は「新三部作」を一気に語る予定です。それでは、さようなら。
(バルカン星のダースベイーダー)








 
 


テーマ : スターウォーズ
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スターウォーズEP5

「帝国の逆襲」が常に人気1位というのが通説になってますが、それは短絡的かと思います。なぜかというと普通に考えて1番なのはやはりスターウォーズ(EP4)だと思うからです。あれだけの偉業を成し遂げたEP4が一番すごい作品なはずですし、脚本的にも一番バランスがとれてまとまっています。EP5で世界観が広がったといいますが、それはEP4あってのこと。
しかし確かに、「帝国の逆襲」は映画としての完成度をぐっと引き上げた作品でもあります。さらに深くなったキャラクター。ベイダーの正体とルークの関係、ハンとレイアのロマンス、そしてヨーダの登場。ただ今では当たり前のようになった感のある中途半端なエンディング。これは今だに頂けない。TVじゃないんだから、続く…はやめてほしい。当時としては大きな決断だったんだろうけど。一般的な評価ではこれでぐっと下がってしまっている。
さて「スターウォーズ世代」は模型を使った特撮が大好きなのです。どれだけ綺麗なCGを見せられようと手造り感漂う模型&合成にかなう物はありません。それを思い知らされたオープニングのスターデストロイヤーの登場シーン。前作に増して精密になったその姿に筆者は圧倒されました。そして前作の絵から今回は模型となったデススター。重歩行戦車スノーウォーカー、もうたまりません。

あと、ウクレレフォースのダースベイダーのマーチはやはり名曲ですね。あの脱力感がたまりません。
(マキノ)







 
   

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スターウォーズ帝国の逆襲

と言うわけで、今回は「スターウォーズ帝国の逆襲」(以下「SW」と「帝国」)である。この映画は製作に実に3年近く費やされたのだが、当時、中学生だった私は「やっぱりええもんは作るのに時間が掛かるんや」と、ひとりでわかったような事を言っていた。上映が始まるとまず、えっ!と思った。そう、劇場で見た人ならばわかるのだが、例のオープニングタイトルが日本語なのである!なので、これは日本語吹き替え版なのか!?と一瞬、愕然としたが、惑星ホスでのシーンを見てホッとした。この惑星ホスのシーンのロケ部分はノルウェーで撮影したのだが、何と言ってもやはり、AT-ATスノーウォーカーの戦闘シーンが特筆に値するであろう。反乱軍がシールドを張ったのに「どこから入って来るねん」という話はあるが、実際に象をアニメートしたフィルムを基にしてミニチュアで製作を行った動くその姿に「こんなごっつい兵器がある帝国には勝たれへんぞ」と思うと共に全然チャチさを感じさせないその出来にフィル・ティペットの職人気質を感じたのであった。
のちに「レイダース・失われた聖櫃」で流用される惑星ダゴバに登場するヨーダの造形はよかったものの残念ながら、どう見ても私にはヨーダがそんなに強そうには見えなかった(やっぱり油すましでしょ!そんでもってR2-D2とケンカをするところは爆笑!)また、ヨーダがオビワンの幽体(これってなんやったっけ?)に「こいつ(ルーク)には修行は無理だ」というシーンで「私もそうでした」と反論するところがあるが、一瞬、ファンのあいだでも話題になったが私もルークの父親はオビワンだと思った。
そしてそして、ジャガイモで作った小惑星帯に逃げるために突っ込んで行くファルコン号と追い掛けるタイ・ファイターの迫力ある追撃シーンは、どう見ても小惑星帯はジャガイモには見えないシーンであった。一部にはスニーカーも映っているらしいが。そしてそしてそして、スターデストロイヤーでダースベイダーが、バウンティーハンター共にファルコン号捕獲についての説明をしているシーンで私はロボットの賞金稼ぎIG-88にスゴイ期待をしていたのだが、描かれるのはボバ・フェットだった。それでも割とカッコよかったので期待していたのだが、「ジェダイの帰還(復讐やないやろ!以下「ジェダイ」)」であっけなくやられたのはガッカリだった。だが、惑星ベスピンのマット・ペインティングのクラウド・シティはもっとガッカリした。と言うよりこの映画で一番嫌なシーンだった。あの、マット・ペインティングはあかんでしょ!(笑)ディズニーのマット・ペインティング部門のトップだったハリソン&ピーター・エレンショウ父子がやったのに信じられらいぐらい下手だった(まあ、東映の宇宙刑事シリーズなどの「スーパーイラスト」(笑)よりはマシやけど)。しかし、このクラウド・シティで描かれるダースベイダー対ルーク・スカイウォーカーのライト・セーバーの戦いは、当時の何かの本にも書いてあったがせっかくチャンバラスタイルでやるのだから、日本から殺陣師を読んで殺陣をつけた方がよかったのではないかと私も少しは思ったが、なかなか興奮させてくれる戦いであった。これはエピソード4でケノービ対ベイダーの戦いでアニメーターのミスでライトセーバーが時々、光らなくなるのがそのままフィルムになり、取り返しがつかなくなってしまった事に対してのリベンジで入念にエフェクトを施した事も要因だと思う。
「帝国」が今のところトップで「SW」サーガの中で人気があるのはそのストーリーと演出(もちろん本編、特撮共)が優れているからである事は周知の通りであるが、脚本を書いたリー・ブラケット(ローレンス・キャスダンと共同)は「キャプテン・フューチャー」を書いたSF作家、エドモンド・ハミルトンの奥さんであるが、実は当初の脚本通り、映画化はされていない。それはリーが急に亡くなってしまったことで脚本を最後まで単独で完成できなかったせいであるが、当初の脚本の中に登場する「溶岩の海に浮かぶ鉄の城」などは見たかったなあと思う。監督のアービン・カーシュナーは「2作目に強い」と言われているルーカスの師匠的な人であるが、脚本しだいでその力量が発揮できたりできなかったりするので、正に「帝国」はドンピシャだったのだ。また、カーシュナーはスタッフやキャストの心情をよく理解していたと言うが、それは「帝国」において当たり前の事なのだが、スタッフがカーシュナーの指示や意見を聞いていたのに対して「ジェダイ」のスタッフは監督のリチャード・マーカンドの指示や意見を聞かずルーカスに指示や意見を求めていた事からもその高い信頼性がわかり、その力もあって「帝国」が傑作になった要因のひとつとも言えると思う。
特撮はリチャード・エドランドとイギリスから「スペース1999」「サンダーバード」のブライアン・ジョンソンを招き、二人をスーパーバイザーに据えて、デニス・ミューレンをエドランドの下に置きILMのスタッフを統括する形を作った。これはエドランドが当時、「レイダース・失われた聖櫃」に関わっていたからであるが、彼らの仕事ぶりには本当に驚嘆するばかりである。
DVDは例によって初公開版が収録されている2枚組のリミテッドエディションが発売されているが、えー私は前回に言ったように色々な仕様で発売された分を全て所有していますが、この「帝国の逆襲」は鑑賞用にもう1枚所有しています。ダースベイダーだけ見たい時、名作SF映画が見たい時、戦争がしたくなった時、仕事で落ち込んだ時など広く活用しています。最後に音楽について少し語るのを忘れていました。音楽のジョン・ウィリアムスは78年公開の「SW]に続いて、79年公開の「スーパーマン」で再びその感動的でダイナミズム溢れるヒーローの旋律を聞かせてくれましたが、「帝国」では「ダースベイダー(帝国)のマーチ」は一度、聞けば忘れられない重厚で強烈な悪の旋律を謳った名楽曲だと思います。幸い、「SW」全6作は全て音楽を彼が担当したので本当によかったと思います。
では、そういう事で次回は「ジェダイの帰還」です。みなさま、お元気で、さようなら~♪ 「AVP2」を見ながら。
(バルカン星のダースベイダー)






     

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スターウォーズ世代

「スターウォーズ世代」なるものがあると思う。子供の頃、スターデストロイヤーの下面をなめるように映し出されるド迫力の映像に頭をガツンとやられた世代だ。このブログの管理人「マキノ」も新ブログのメインライターの「バルカン星のダースベイダー」氏も、もちろんどっぷりこの世代だ。
「スターウォーズ」はやはりすごい映画なのです。
そう「スターウォーズ」で全てが変わったのだ。もちろん映画界もSFファンも。
それまでSFと言えば子供向きのチープな物がほとんどだった。もちろん「2001年宇宙の旅」等傑作は数多くある。しかし筆者が「2001年宇宙の旅」を見たのはスターウォーズが巻き起こしたSFブームの中でのリバイバル上映だったし、それまでSFというものをここまで意識させてくれた映画も他に無かった。
興行収入ではなく映画のキャラクターの版権で設ける仕組みを確立させ、ビジネスの常識をひっくり返したのもスターウォーズ。今や映画音楽と言えばオーケストラですが、当時の映画はオーケストラを使わなくなっていたのですが、それを復活させたのもスターウォーズ。
ここらの話は語りだすと本1冊にもなろう内容なので省きますが、あらゆる意味で映画界を震撼させた映画なのです。
なによりもすごいのは一見単純そうなストーリーの奥におそろしく深い世界観が広がっている事です。だから何度見ても楽しめる。いろんな角度から見る事ができる。何度見ても新しい発見がある。本当にすごい映画です。
「2001年宇宙の旅」をあえて別格扱いすれば、間違いなくSF史上最高の映画は「スターウォーズ』」であると言っても異論の無いとこだと思います。中には他の映画を1位に上げる人もいますが、「スターウォーズ」がなければそれらの映画も撮影されてなかった可能性が非常に高いですし、また映画の中身も違っていたことでしょう。その後のSF界を牽引する原動力となる力があった映画ということは間違いないです。
(マキノ)







 

 

 


テーマ : スターウォーズ
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スターウォーズ 新たなる希望

というわけで今回から「STARWARS」(以下「SW」)である。ご存じのように全6作(アニメ版は嫌いだ)あるので今回は第1作の「新たなる希望」(A NEW HOPEの方がやっぱりカッコええ!)を語ろうと思う。当時、私がこれを初めて見た理由は、叔母が横浜に嫁いで行くに当たって「もう、遊んでやれないので最後に映画を一緒に見よう」という事で弟も加えて3人で今はもう跡形もない「阪急プラザ劇場」で見たのが最初であった。ところが映画館に行くと何時の回のやつかは忘れたが満席であったため、「どないしよう?」と言う事になり、結局なぜか邦画の実写版「火の鳥」を先に見て、そして遅い昼食に「フランス料理」を食べて(店名は忘れたが生まれて初めてエスカルゴを食べた)それから見たのであった。
やっとの思い(笑)で見たその本編は、例の20世紀FOXのファンファーレから始まって2時間1分、あっという間に終わった大宇宙戦争絵巻に狂喜したのであった。
それは、まず、伝説と化したオープニングに登場する宇宙戦艦スターデストロイヤーの姿を見て本当に巨大なその姿とゴチャゴチャ何か細工を施してある表面処理にビックリして喜ぶところから始まって、カンティーナの宇宙酒場のウヨウヨしている宇宙人たちにまたもや喜び、ファルコン号のモンスターチェスの人形アニメにニヤリとし、デス・スターの惑星破壊光線に釘付けとなり、子供のころから、怪奇映画のファンでもある私はモフ・ターキン役のピーター・カッシングに完璧なキャスティングを感じ、ケノービとベイダーのライトセーバーの戦いに固唾を飲み、ファルコン号対タイ・ファイターの戦いで「俺も銃座に座って攻撃したい」と思い、ラストのデススター破壊工作における一大ドッグファイトに身を震わせたのだった。が、とにかく日常の風景とか何でもないシーンまでSFXと言うか特撮だらけだったのが信じられなった。それから映画が終わっても長々と続くあのエンディング(笑)初めて見た時は「一体、何人でこの映画作ってんねん」と思うと同時にケツが痛かった(笑)
また、ジョン・ウィリアムスの音楽が本当にカッコよく素晴らしいもので、当時、NHK・FMで故・関光夫がやっていた映画音楽の番組で(番組名忘れた)「SW」の特集があった時は必死になってラジカセに録音をした(笑)それから、私が特撮監督や特殊メイクのアーティスト達の名前や顔、手掛けた映画を覚えるようになったのも、ちょうどこの時期でそれは旧「スターログ」や旧「宇宙船」を読み始めた時期とも重なった。そしてやって来たSF映画大ブーム。そのブームの中で公開された作品でこの「SW」と同じぐらい衝撃を受けた作品、それは「エイリアン」であった。「エイリアン」の話はいいとして、あえて今回は例の悪名高い劇場公開版の最初の「日本語吹き替え版」と日本テレビ系で放送された「日本語吹き替え版」、そして何年に公開されたか忘れたがCGを足してデジタルリマスターした「特別編」には触れない事にした。理由はただ一つ、嫌いだからである。
因みにDVDはCGを足してデジタルリマスターした「特別編」と劇場初公開版がボーナスディスクになっている(私は逆だと思いまっけど(笑))リミテッドエディションが安い価格で販売されています。えー私は色々な仕様で発売されるたびに買っていますが、一番繰り返して見ているのが「帝国の逆襲」と「シスの復讐」で初めてパルパティーンが正体を現しメイス・ウィンドゥと対決するまでのところです。
というわけで、次回は「帝国の逆襲」を語ります!では、さようなら~♪
(バルカン星のダースベーダーでした)







 

 
 

テーマ : スターウォーズ
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ターミネーター サラ・コナー・クロニクルズ

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TV番「ターミネーター サラ・コナー・クロニクルズ」大丈夫かな?って思ってましたが、結論から言うと「すごく良い!」です。ターミネーター3を無かったことにしただけのことはある作品に仕上がってます。当然ですがTVなので登場人物を丁寧に描いてあって、それでいてテンポよく物語は進みます。(私l個人的にはターミネーター2はテンポがわるく少々だるっかたのです。)今回サラたちは7年後、つまり2008年にタイムスリップするのですが、それはどうなんだろうという気はしますが、気になるのはそこだけですね。

今回ジョンとサラを守るターミネーターは女性です。劇場版3でも女性型ターミネーターが出ていたので、新鮮さがないように思えるかもしれませんが、全然違います。あの「いかにも」って感じのクリスタナ・ローケン演じるT-Xとは違って、女子高生ターミネーターなんです。カワイイのかブサイクなのかよくわからない顔立ちをしています。が、何か独特な雰囲気を持っていて見る者を引きつけます。なんか気になる存在ですね。ちなみに名前はキャメロン・フィリップス「TOK715型」という設定。でこのターミネーター役の女優(サマー・グロー)なんだけど、1981年生まれなんです。そう28歳!ぜんぜん見えません。本当に女子高生、子供に見えます。この弱々しい女の子がロボット戦を繰り広げるのですから、すごいです。

今回襲ってくるターミネーターは今のところT-600とT-888。シュワちゃん系のT-800、T-850でもなく別の外観をもったタイプ。それと味方の人間も何人か送られてきています。(それだったらターミネーターも何台か送ってくれればサラ達はもっと楽になるのにと思いますが、そこはやはり物語に緊迫感を与えるためなんでしょうね)

あまり詳しくは語らずにおきましょう。とりあえず未見の人はぜひおすすめします。2と4をつなぐ物語。3で苦い思いをした人はこのTV晩で払拭できるはずです。
(マキノ)

【ターミネーター サラ・コナー・クロニクルズ 日本公式サイト】









 

 

 


テーマ : 特撮・SF・ファンタジー映画
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ターミネータ考察

「ターミネーター」という映画は筆者にとって特に強い思い入れのある映画です。というのも筆者は相当なロボットマニアであり、それまでのSFロボットで本当に満足いく作品は少なく、興醒めの着ぐるみロボットばかりでした。(「サイレントランニング」等、奇抜なアイデアの作品もありますが、しかしその動きはあまりに人間的すぎました。)だから大好きなスターウォーズですら、登場するドロイドにそれほどの思い入れはありません。

しかし、ターミネーターは着ぐるみなどではない内部メカそのものがデザインされたロボットでした。(アーマチュアそのものがロボットデザインというのが秀逸です)基本デザインは監督のキャメロンによるもので、まったくすごい監督です。筆者は毎晩夢に見るほどそのデザインに惚れ込んだものです。今にして思えばあんな骨格だけのロボトが機能するのか少々疑問ですが、当時としてはエポックメイキングだったわけです。

メカの露出、それは筆者にとってこの上ない至高の楽しみで、幼少の頃はキカイダーに興奮し(内部メカの露出という意味では世界初の完成されたデザインではないだろうか)、ウルトラセブンのロボット長官(第43話「第四惑星の悪夢」)に恐怖し、「がんばれロボコン」(頭部にメカが露出しているロボガリがお気に入り)にはしゃぎ、「ジャイアントロボ」でその重量感に圧倒されてました。そして加藤直之の絵に狂喜するのです。実在のロボットではホンダのP1(P2やASIMOは有名ですがその前身のロボット)がメカむき出しで好きです。

さて、傷ついたターミネーターが自分で修理するシーンもあり、その演出に感心しました。薄暗い部屋で動作不良を起こした腕をメスで切り開き修理します。また傷ついた細胞組織による眼球を取り出し、人工眼球を露出する演出もあります。メカをリアルに描くという意味においてこの当時としては画期的だったと思います。

作品としては、ターミネーターは超B級映画なるものを確率させたといっても過言ではないでしょう。B級映画なのにとてつもなく面白い、それが超B級映画なのです。

誤解を恐れず書いてしまうと、ターミネーターはB級製作だからこそ面白かったのかもしれません。B級の安っぽい雰囲気を逆手に取った雰囲気がフィルムノワールとして作品全体を良い方向に導いています。低予算で製作された、フレームレートを落としたぎこちない動きのターミネーターが逆に不気味な雰囲気を醸し出しています。やはりキャメロン監督は職人として天才肌です。悪条件をすべて利用しまくっています。うまい!

フィルムノワールとしてのターミネータが好きだった僕にとって、ただのアクションヒーロー化してしまったターミネーター2は「1」ほどの物ではありませんでした。映画として素晴らしいのは認めます。しかし、お金と技術をふんだんに使えば良い特撮など出来てあたりまえ。綺麗なCGよりも泥臭い手作り感のある特撮と低予算にまけない不屈の精神力がターミネータ-1を支えたのだと思います。

(マキノ)

テーマ : 特撮・SF・ファンタジー映画
ジャンル : 映画

ターミネーター3

今回は大嫌いな「ターミネーター3」(以下「3」)
プロデューサー、マリオ・カサールは言いました。「キャメロンは確かに稀有な才能がある監督だ。だが、我々だって観客を満足させる方法は知っている。」だけど、実際に見てビックリしました。確かにシーンによってはおもしろいと感じるところもありましたが、全体としてはやっぱりおもしろくないのです。なぜか?それは、あの女のターミネーター(名前忘れた)
をT-1000以上の強さの持ち主として描いていないからです。つまりはジョン・ブランカートとマイケル・フェリスの脚本が悪いのです。(SF映画ファンでない普通の映画ファンでもそう思います)監督のジョナサン・モストウは「ブレーキ・ダウン」も「U-571」も私は映画館で見ましたが、まあまあおもしろかったので、きちっと詰めた脚本さえあれば、キャメロン並みとは行かなくてもそこそこのやつを作ってくれるとプロデューサーも兼ねていたようなので思っていたのですが。せっかく、スタン・ウィンストンもILMも参加していたのに・・・・・。結局、そこそこヒットしたものの、ファンからは総スカンを喰らったのは周知の通りで、マリオ・カサールは映画化権を売却することを決めたのです。しかし、この「3」を製作する時点で「3」の脚本家チームにもう一人加わってすでに「4」の脚本が完成していたと思うのですが、果たしてどんなストーリーだったのかは今となっては謎ですが、多分、「3」に負けず劣らず下らないストーリーだと思います。やっぱりSF映画は好きな人か、リドリー・スコットのような、好きでなくても理解してくれる人が作ってくれなければダメだと思います。因みにDVDは・・・・発売してはいます。でも、興味ありません。パスします。
最後に、大期待の「ターミネーター4」その大期待の理由は!
「ターミネーター4」に大期待する一番の理由は監督のマックGがキャメロンにターミネーターについてかなり細かく質問をしアドバイスをもらっているらしいからです。もちろんそれが映画に反映されるかどうかはわかりませんが、つまり監督のこの映画に対する謙虚な姿勢が伺えると思うのです。(もしかするとキャメロンに対する畏怖の念も少しあるかも知れません)そしてウワサによると脚本に何とあの「ミリオンダラー・ベイビー」と「クラッシュ」でオスカーを取ったポール・ハギスが参加しているというのでこれはかなり期待できるストーリーになると思うのです。但し勝手な事を書くようですが、これはあくまでウワサですし、例え参加したとしてもノンクレジットで参加する可能性もありますので、お断りをしておきます。また、故・スタン・ウィンストンが設立したスタン・ウィンストンスタジオも特殊メイク&エフェクトで参加するということですのでこちらも期待できると思います(これは確実な情報です(笑))いずれにしてもロードショーが待ち遠しい人は前夜祭がロードショー前にありますので見に行けばいいと思います。因みに私は必ず前夜祭に見に行きます(笑)
「 バルカン星のダースベイダー」でした。




テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

ターミネーター2

では、ターミネーター2を語ります!
この映画ではILMの特撮&モーションキャプチャーの技術にビックリしました。SFファンが夢見たアンドロイド対アンドロイドの激闘をもう、夢中になって見ていました。個人的には機械系のアンドロイドを登場させてほしかったですが、それでも「あんな液体金属のヤツにほんまに勝てるんか?」 と、その結末が予想できない物語の展開にはドキドキすると共にキャメロンとキャメロンと共に脚本を書いた幼なじみのウイリアム・フィッシャーのストーリー作りの上手さと、「まばたき」をしなかったり、そして圧巻は何と言ってもシュワルツェネッガーが段々、ボロボロになっていき、あげくの果ては完全に機能停止と思いきや、補助エンジン?、補助動力回路?とにかく、再び動き出すお約束の(笑)シーンに彼らは根っからのSF映画ファン、特撮ファンであることを感じて非常にうれしかったです。やっぱり好きなやつが作るもんは違うわ!と。加えてデニス・ミューレンがスーパーバイザーのILMが担当したT-1000のシーンも素晴らしかったですが(T-800がT-1000の頭にパンチをするがT-1000の頭が溶けてT-800の腕が抜けないようにし、逆にT-1000がT-800の腕と肩をつかんでふっ飛ばすシーンなんか最高!)スタン・ウィンストンの特殊メイク&エフェクトも例えばリンダ・ハミルトンのサラ・コナーのナレーションで始まるオープニングで下から上にその体を撮って行く2029年のT-800の一見、何でもないシーンがありますが、それなんかどうやって撮ったのかわかりまへん!欲を言えば結末にもう一工夫、ほしかったですが、あそこまで話を繰り広げ、笑いや涙があって、文明批判まで嫌味なく盛り込めたのは凄いと思います。因みにDVDはジュネオンから1枚ものの安価版の特別編と特典てんこ盛りの特別編、そして更に新しい特典を入れたエクストリームエディションが出ています。当初、発売された2種類の特別編はパイオニアからの発売でした。えー私はパイオニア版の2種類の特別編とジュネオンのエクストリームエデションを持っています。しかし、しかし、今度、ジュネオンから発売されるブルーレイディスク版のエクストリームエディションが綺麗し凄いそうですが・・・・・。ああ、もう、そう、おんなじやつばっかり買えるか!
「 バルカン星のダースベイダー」でした。







 

 

 

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ターミネーター

T-600
画像のロボットはターミネーター4よりT-600でT-800の旧タイプ。皮膚はゴム製。
なんかすごいマッチョ。デザインも大味で旧式っぽさを出しているのか。
無骨な感じがたまりませんな。
さて、早速ですが「 バルカン星のダースベイダー」さんにターミネーターについて思いっきり語ってもらいましょう。ではスタート!
・SF映画を熱く語れ!という事で選ばれた第1弾が「ターミネーター」という事で私なりに熱く語らせていただきます。まず、84年に公開された「ターミネーター」(以下1)ですが、実は一般の映画ファンにとっては91年に公開された「ターミネーター2」(以下2)より、この「1」の方が評判がいいのをご存じでしょうか?一般の映画ファンが言うところによると「2」は見せ過ぎで「1」の方が映画のうさん臭さがあった、そうです。しかし私に言わせるとそれはやっぱり「わかっていない」と言わざるを得ません。つまり「1」は低予算で製作しなければならなかったので仕方がなく、ああなったのです。「うさん臭さ」の意味はわかりますが、それはあくまで結果論でしかありません。
「1」の内容は素晴らしいものでした。当時、私は旧「スターログ」でその紹介記事を初めて読みましたが、「とにかくおもしろいから絶対見ろ!」という記事を信じて見に行ったところ、多少、特殊メイクがチャチだったり合成がマズイと思ったところがありましたが大正解でした。それはやっぱり金属で出来たアンドロイドがああいう感じで襲って来る映画は、(今までも似た感じのものは「ウエストワールド」や「スペースサタン」がありましたが)初めてだったからです。そして終盤のブチ切れた上半身のみでこれでもかこれでもかと執拗にサラを襲うシーンに「おおっ!行けえ!」と声援を送っていました。因みに特殊メイク&エフェクトの故・スタン・ウィンストン(当時、マニアの間では日本未公開、ビデオ廃盤でDVDなしの「悪魔の寄生虫パラサイト」などの特殊メイクですでに有名でしたが)やビジュアルエフェクトのファンタジーII(現在は解散か?)も当時、まだまだ、無名でキャメロンと共にビッグになって行きました。それからDVDですが現在、FOXから安価版とアルティメットが出ています。今、発売されているアルティメットは以前、発売されていたアルティメットに収録されていない特典が少し収録されているとの事ですが余程のマニアでもない限り全て買う必要はないと思いますが、私は全て買っています。エへへへへ。

以上!日本語になっていないところもあるかと思いますが、頑張ってこれからもSF映画を熱く語って行きたいと思います(笑)ヨロシク!
次回ターミネーター2でお会いしましょう! 「 バルカン星のダースベイダー」でした。





   

ターミネーター4公式サイト↓

http://www.sonypictures.jp/movies/terminatorsalvation/



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はじめに

SFペーパークラフトギャラリーからのブログ第2弾!
子供の頃からSF映画について熱く語り合ってきた「マキノ」と「バルカン星のダースベーダー」による独断と偏見に満ちたSF評論ブログです。
これを読んで、そうだ!と共感するもよし、いや違う!と反論するもよし。皆さんでSF映画を熱く語り盛り上げていこうではありませんか!
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