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新・SF映画を熱く語れ!・SF映画BEST30!(マキノ編) 第21位~第30位

ダース氏の発表からだいぶ間が開きましたがボクのBEST30から
今回は21~30位を発表いたします。
あくまでボク個人的見解なので悪しからず。


21. イノセンス(2004)
アニメから1本いれたかったのですが、WALL・Eと悩んだのですが、イノセンスにしました。
何故かってこの作品はボクが1番何度も何度も繰り返し見た映画だからです。
攻殻機動隊の続編ですがヴィリエ・ド・リラダン「未来のイヴ」の影響が濃いです。
この世界観が大好きです。何度も同じことを繰り返すというのも好きなギミックです。
攻殻機動隊も好きですが、雰囲気はイノセンスが好きです。

22. エイリアン(1979)
言うまでもなくSFホラーの最高傑作。79年の作品とは思えない美術デザイン。
すばらしすぎます。で、何故この順位かって?
ボクはホラーが苦手だからです。

23. マイノリティ・リポート(2002)
スピルバーグにしてはなかなかの良作。しかし消化しきれていない感が満載。
これだけのプロットなのにムダな小ネタや後半の処理の雑さが目立ちます。
しかしこれだけ高度なSFサスペンスもなかなかありません。
もう少しですごい映画になっていたかもしれません。

24. トランスフォーマー(2007)
マイケル・ベイ監督なので中身の無い映画ですが、巨大ロボットが壮大に戦う!
というアニメでしか表現できない世界を見事に映像化してくれました。
言ってしまえばそれだけの映画なんですが、それは偉大な功績だと思います。
見た目がロボットですが、実は金属生命体という宇宙人であり、
厳密にはロボットじゃないんですけどね。
ロボット好きのボクにしてはランクが低いのはそういう理由です。

25. A.I(2001)
キューブリックが監督していたらまちがいなくBEST10に入る作品だったと思います。
スピルバーグに託したせいで失敗作といえる作品になってしまいました。
それでもキューブリックのプロットのおかげでBEST30に入る完成度は保っています。
こういう難しいテーマはスピルバーグにはむいてなかったのではないでしょうか。
一般に一番評判が悪かったラストシーン、2000年後というやつ。
確かにここはばっさりカットしても良かったというかカットしたら評価が上がったと思います。
2000年後の超ハイテクのロボットを殆どの人は宇宙人と思ったそうです。
スピルバーグ特有のあのデザインなら致し方ないかもしれませんね。

26. エンジェル・ウォーズ(2011)
ついてこれる奴だけ見ろ!って感じのカタルシス全開の作品。
2重の妄想による複雑な脚本だけど、SFマインドあふれる先頭シーンで楽しめます。
よくぞ撮ってくれましたザック・スナイダー!と
拍手を送りたいです。理屈抜きにこの世界観に浸る様に鑑賞する映画だと思います。

27. キャプテン・アメリカ(2011)
この映画は素直に面白かった。マーベルコミックというかアメコミの原点を見た感じ。
ヒーロー物はかくあるべきというまさに王道をしっかりと守って作られた最近ではめずらしい作品
だと思います。個人的には悩んだりうじうじするヒーローは嫌いなので、正義の為にがんばるヒーロー像
はスカッとして好感がもてます。もっと上位に入れてもおかしくないんだけど、良い作品が多いので
この位置にあまんじています。

28.ハイランダー(1986)
首を切らない限り死なない種族。遙か昔から最後の一人になるまで戦い続けている。
ハイランダーというだけあってスコットランド高地の風景の壮大さが圧巻で好きです。
またクイーンの音楽がすごくマッチしています。
ま、細かいことよりも雰囲気がとても好きな作品です。
あとショーン・コネリーの存在感がすごくて、彼が出演していなければ、
インパクトは薄かったかもしれませんね。

29.バンデッドQ(1983)
テリー・ギリアム作品を未来世紀ブラジル以外にもう1本入れたかった。
「バロン」と悩みましたがバンデッドあってのバロンということで。
このはちゃめちゃ感満載なストーリー大好きです。ハチャメチャですがギリアムの手腕によって
みごとに壮大なファンタジーに仕上げられてます。よくあるような、なまっちょろい仕上がりではなく、
ラストも両親がなくなりハッピーエンドにおわらせないところがギリアム。
そうギリアム色満載の映画です。
一番好きなエピソードは船をかぶった大男です。
ちなみにあのビートルズのジョージ・ハリスン製作総指揮です。

30. 妖星ゴラス(1962)
BEST30に唯一日本のSF特撮映画を1作品入れました。
いろいろ好きな作品はあるのですが、邦画で1本あげろと言われれば、
ボクはこの「妖星ゴラス」を選びます。
地球に他の星が衝突するという映画は数多くあれど、地球を動かして回避しようなどという
荒唐無稽というか、とんでもない発想のこの作品が大好きです。
映画としてもよく出来てますが、なんといっても圧巻なのは南極に建造する超巨大ブ-スター郡、
模型ファンなら涙もののセットです。
後のウルトラマンに登場する科学特捜隊のビートルの原型が登場するのも必見。
ちなみにこのとんでもない地球移動は東大教授にSF考証してもらい、計算上は可能だとか。

さて11~20位はいつになるかわかりませんがお楽しみに。

(マキノ)
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テーマ : 特撮・SF・ファンタジー映画
ジャンル : 映画

新・SF映画を熱く語れ!・SF映画BEST30!(前編) 第21位~第30位

☆さてさて、これを読まれている方々の中で、果たしてどれだけの方が楽しみにしていただいているのかはわからないが(笑)今回は久し振りに、私ことバルカン星のダース・ベイダーと、このブログの総支配者、マキノ氏の思う、1950年から2011年までの間に日本で公開さたSF映画の中からベスト20に10本追加して選んだ「SF映画ベスト30」を例によってひとことコメントをつけて、大発表しようと思う。但し今回は、いつになるかはわからないが、次回、ファンタジー映画ベスト20を行うこともあって、ボーダーライン上のもの(ホラー関係も勿論、含む)は個人の判断に任せるということにする が、ファンタジー映画は入れないという制限を設けるということにした。これからのご鑑賞の参考になるかどうかは、やっぱり今回もわからないが(笑)一応、今回も考えて作成してみたつもりである。選んだ基準は、勿論、超独断と超偏見で(笑)選んだわけではあるが、私についていうと、 今回はちょっと趣向を凝らすという程のものではないのだが、敢えて前回のベスト20に選んだもの以外のSF映画(続編や前編が、今回、引っ掛れば、その分も対象として除外)で、今回、ベスト30を選んでみた。なので、王道のSF映画ベスト30は、マキノ氏のベスト30を参考にしていただいて(笑)私のベスト30は「こういうベストもあるのか」という感じで参考にしていただければ幸いである。 なお、不本意ながら選んだ映画の中には、一部の劇場では上映が行われたかも知れないが、広義においては、恐らく、まだ、日本未公開のものやビデオのみの販売で、現在は、廃盤或いはDVDまでは販売されるも、やはり現在では、それも廃盤であるものもあるので、ご了承願いたい。また、それら廃盤で、ネットオークションなどを除いた、通常の入手方法では購入が不可能なものについてはその旨を記すものとした。最後に今回のこのベスト30、私にとっては、このベスト30は、全てが、ほとんど順位に差がない「ベスト1」であるということを申し上げておこう。

*今回は前編として、第21位~第30位までの発表である。
*タイトルの後ろにある公開年度は、日本での公開年度であるが、「ボディスナッチャーズ・恐怖の街」はアメリカの公開年度である。


●第21位「デッドゾーン」(1987)
超能力を持っている或いは、もし何らかの原因で身に付けてしまったとすれば、それは不幸以外の何ものでもない。と、描かれる超能力者は「キャリー」然り「ファイアスターター」然りと、悲しみの存在であるというふうに小説の中の世界で描かれることが多い、スティーブン・キング原作の同名タイトルの小説を1983年にデビッド・クローネンバーグが監督した映画である。日本では約4年後の1987年に公開された。高校教師のジョニーは、ある日、交通事故に遭い5年の昏睡状態に陥ってしまうが、目覚めたジョニーに待っていたことは、愛する恋人のサラが結婚し子供までもいることと手に触れるだけで相手の未来を予見する力が備わってしまったことだった。周囲から蔑まされた眼で見られ、自身の力に苦悩しつつも、町の保安官に協力、発生する犯罪を解決する中、ある日、ジョニーは、売り出し中の政治家、グレッグと握手をしてしまうのだが、そこでジョニーはグレッグが、アメリカの大統領に就任し核戦争を始める未来を見てしまう。初めはどうしたらいいかわからなかったジョニーだったが、自分自身が、脳腫瘍が原因で死が近づいて来ていると知った時、遂にグレッグを殺害する決意をするのだった。原作は当たり前だが、そして映画 にも、いわゆるクローネンバーグ・テイストに溢れたようなグロテスクなというか、粘着質な描写は皆無であるが(笑)普通では無い者=超能力者の悲しみや苦しみが、抑えつつも、見事、ストレートに描かれた傑作である。主人公の高校教師、ジョニー・スミスを演じたクリストファー・ウォーケンも最高のハマリ役である。変わり果てた姿で横たわるジョニーが、なぜ?夫のウォルトと共に選挙運動を手伝って来た上院議員候補グレッグをライフルで殺害しようとしたのか、最後までわからないサラが涙を流す姿のシーンには、きっと涙を流してしまうだろう。1984年の第12回、アボリアッツ国際ファンタスティック映画祭で、批評家賞、黄金のアンテナ賞、ヒッチコック・サスペンス映画賞の3つの賞を受賞したが 、また、この映画は、キングが自身の小説の映画化では、珍しく褒めていた映画でもある。

●第22位「ミスト」(2008)
ハヤカワ文庫NVより刊行された、カービー・マッコーリー・編のホラー小説アンソロジー「闇の展覧会」(1982年に全2冊で出版されたが、2005年に全3冊で新装版として出版された)のために書き下ろされた(後の1987年にサンケイ文庫より刊行された「スティーブン・キング短編傑作全集1・骸骨乗組員」にも収録されている)日本でも絶大な人気を誇る、スティーブン・キング原作の中編「霧」を、キングの小説が「ショーシャンクの空に」と「グリーンマイル」に続いて3度目の映画化となるフランク・ダラボンが監督した、傑作SF怪物映画である。突然、町を覆った濃い霧の中に巣食う正体不明の凶悪な怪物集団と息子のビリーと共にスーパーマーケットに立て籠っ たデビット及び従業員と買い物客たちの攻防をサスペンスフルに描く。が、何より、キングは喜んだと言われているが、僕は嫌いな(笑)原作から変更したラスト以外は、大体、原作に忠実であるのが非常に嬉しい。なかなかここまで忠実に映画化するのは難しいと思う。勿論、原作を読んでいなくても十分、面白い。但しラストは、エーッ!と思ってしまうだろう。エチケットのため、見ていない人のために「映画」のラストも「原作」のラストも共に明かさないが(笑)もしこれから見る人がいれば、コレクターズ・エディション版のDVDを強くお勧めする。とりあえずは、間違っても映像がキレイだからと言ってブルーレイ・ソフトを買ってはいけない。何故かというと、コレクターズ・エディション版には、監 督のフランク・ダラボンが、本当はこっちを公開したかったという「モノクロ・バージョン」の「ミスト」が収録されているからだ。これは、今現在、発売されているブルーレイ・ソフトには収録されていないのだ。てなワケで(笑)「ミスト」を買って見たい人は「コレクターズ・エディション版」のDVDを買いましょう!(笑)

●第23位「ゾンビ」(1979)
言わずと知れたホラー・ムービーの大傑作であるが、見方を変えれば、この映画は終末SFモノの大傑作でもある。もはやストーリーなどについては、何の説明もいらないであろうが(笑)未だにこれを超える、完成度が高いゾンビ映画は登場していない。正に不朽の名作である。この手の映画が嫌いな人は、ゾンビが人を襲うシーンなど、残酷なシーンに、とかく、目くじらを立てて、うるさく言う人が多いが、残酷なシーン=スプラッターは、実は二次的要素に過ぎない。そんなシーンが全く無くても、この映画は十分、成立するようになっている。ウソだと思う方が、もしいらっしゃれば、試しに比較的、残酷シーンが多い、ディレクターズカット版のDVDを「残酷シーン」を無いものとして見てみるがい い。私が言いたいことが理解できるハズだ。

●第24位「イーオン・フラックス」(2006)
韓国出身のディレクター兼デザイナーで「アニマトリックス」の中の一編、「マトリキュレーテッド」の監督、脚本、メカデザインを担当した、ピーター・チョン原作のテレビアニメを元にしたシャーリーズ・セロン主演のSFスーパーヒロインアクション物の文字通り、良く言えばカルト作である(笑) 2415年の未来、ウイルスにより、99%の人類が死滅するが、科学者トレヴァー・グッドチャイルドが開発したワクチンで、生き残った500万人の人類は、救世主の子孫である、グッドチャイルド一族の圧制的な管理化の下、厳しい統制社会の中で生きていた。そんな、ある時、日常的に政府のやり方に疑問を抱いている、反政府組織「モニカン」は、グッドチャイルド一族の長、トレバー8世の暗殺を行うべく、組織きっての超一流暗殺者であるイーオン・フラックスに命令を下す。ハッキリ言って物語的には弱いところばかりであるが(笑)セロンが、2003年の「モンスター」で(第76回アカデミー主演女優賞)見せた時の肉体とは、打って変わって無駄の無いシャープな肉体で魅せるアクション( 正直、もう少しキレがあって欲しいが、笑)は、その透明感を感じる美貌と共に非常に美しい。イーオンが、庭園に囲まれた屋敷にジャンプを繰り返して無事に侵入したのはいいが、芝生が植えてある花壇の縁に飛び降りたところで、バランスを崩しそうになって、芝生が突然鋭い刃物に変わりシャキーンという鋭い音が呻るところなんて最高である(笑)よく比較されるが「ウルトラヴァイレット」よりは、私はこちらの方が好きである(笑)って、やっぱり、どっこいどっこいかな!?(大笑)
 
●第25位「原子人間」(1955)
イギリスBBCテレビで放送されたナイジェル・ニール原作のテレビシリーズを、これまたイギリスのハマー・プロが映画化した「クォーターマス教授」シリーズの第1弾である。宇宙から帰還した、惑星探査ロケットの乗組員の3人のうち2人が行方不明となり、生存していた1人が重体で発見される。原因調査のため、計画の責任者であるクォーターマス教授は、船内を調べるが、残された記録から恐ろしい事実を発見する。未知の宇宙生物が乗組員の体を捕食し吸収していたのだ。しかし時はすでに遅く、地球上のありとあらゆる動植物を捕食し吸収しようと乗組員は搬送された病院から脱走し、街を徘徊していた。決して派手さは無いが、ドキュメンタリー・タッチでテン ポよくスピィーディーに、かつ丁寧に描いていく監督のヴァル・ゲストの画面作りには好感が持てる。宇宙生物に肉体を乗っ取られるものの、少しだけ人間の意識が残っている乗組員が苦悩するところや生存していた乗組員の指紋が、宇宙に出発する前と後では変わっているところ、また、ウェストミンスター寺院にタコのような触手のようなものを持ったブロブのような姿で現れるクライマックスでの不気味極まる、宇宙飛行士=乗組員など、意図的にかどうかはわからないが、描写がハマー・プロらしい「怪奇趣味」に溢れていて、それらが上手くブレンドされ怪奇SF映画の傑作となった。これがヒットしたため2本の続編、即ち、「宇宙からの侵略生物」と「火星人地球大襲撃」が製作されたが、残念ながら日本 では、いずれも未公開となった。特に第3作の「火星人地球大襲撃」は全てのSF映画ファンに見て欲しい大傑作であるので(笑)今回のベスト30では敢えて外したが、次回のベストには必ず入れるので(笑)稿を改めることにしたいと思う。

●第26位「ボディスナッチャー・恐怖の街」(1956、未)DVD(彩色版)廃盤
2012年5月現在、4度も映画化されている、言わずと知れたジャック・フィニィ原作の「盗まれた街」の最初の映画化がこれである。ダニエル・メインウェアリングと共に脚本を書いたサム・ペキンパーが、日本では上映されていないのを知らずに、この映画は大傑作だ!この映画を観ていないなんて、お前らケシカラン!と、時の日本の映画評論家たちに怒った話は、一部のファンの間では有名であるが(笑)私自身は、大傑作かどうかは別にしても、この第1作目が、特撮はチャチだが一番好きである。イギリスやアメリカでSF映画のベスト10の選考が、あった時には必ず選ばれるのだが、そういうこととは別にしても、地球外生命体の 不気味な程の静かな侵略を男女の逃避行と共に描いていくその様は、当時、アメリカの共産主義者に対する「赤狩り」が背景にあったとしても、また、明らかに恐怖を感じるシーンが無いにも関わらず、今現在、見ても、十分、怖い、傑作である。監督は「ダーティハリー」のドン・シーゲルであるが、何と(笑)実は彼もまた、SF映画が大好きだったそうであるいう。因みに、かつて日本で発売されたDVDは、オリジナルはモノクロ、シネマスコープであるのにも関わらず、スタンダードにトリミングされ、そのうえなぜか彩色されている。既に、この改悪としか言いようが無い「彩色版DVD」も高騰しているため入手困難であるが、早くマトモなのソフトの販売を切に祈りたいと思う。

●第27位「エレクトリック・ドリーム」(1984)VHSビデオ廃盤
パソコンがある日突然、ひょんなことから思考と意思を持ち始め、所有者
の恋人を愛するようになってしまう、後に「ミュータント・ニンジャ・タートルズ」や「コーン・へッズ」を撮ることになる、マイケル・ジャクソンの「ビリー・ジーン」 やA-haの「テイク・オン・ミー」(古ゥ!)など多くのビデオクリップを手掛けてきた監督、スティーブ・バロンの派手な特撮やSFギミックが無くても十分、作品として成立させることが可能であるということを教えてくれる、傑作SFラブ・コメディ。残念ながら現在は、映画製作を中止したというか倒産してしまった、イギリスのヴァージン・レコードが設立した、ヴァージン・ピクチャーズの記念すべき第1作である。まだ、ウィンドウズやマッキントッシュが無く、MSDOSやAppleの時代(笑)主人公である、建築会社に勤務する設計士のマイルズが、いつも遅刻が多いことで社長に叱られたのを同僚が見て、機械にスケジュール管理を任せたらとアドバイスを受ける。早速、マイルズはパソコンを購入するのだが、あ る日、シャンペンをひっくり返し、シャンペンがパソコン内部に入ってしまった。それから、不思議なことが起こった。何とパソコンが意思と思考を持つようになり、自ら学習するようになったのだ。そしてマイルズの住むアパートの二階にマデリーンという可愛いチェリストが引っ越して来てから思わぬ事態の展開を見せることになる。パソコンにシャンペンが入ったからと言ってそんなアホなことがあるか!思うだろうが(笑)しかしそんなことは、本当にどうでもよくなる愛すべきSFラブ・コメディである。しかもこの映画は、いわゆるMTVムービーであるが(音楽は、懐かしきジョルジオ・モロダー、ラストに流れる、彼の作曲した「Together in Electric Dreams」は、1984年のイギリス・アカデミー賞の主題歌賞にノミネートされた)どの曲の使い方にも新鮮な工夫と必然性があって、サントラ(サウンドトラックよ♡)が映画のストーリーを進めていくという、極めて印象的な作りになっているのは特筆すべきことだろう。そして、好みの問題は別にして(笑)何てたって、チェリストを演じているヴァージニア・マドセンが可愛いのである!ヴァージニアは、その後、「デューン砂の惑星」などに出演するが、作品的にはB級ばかりで、残念ながら恵まれることが無かったとは言え、例えばパソコンの画面を見て涙を流すところなんて最高である!惜しむべきことはヴァージン・ピクチャーズの作品は、倒産している関係で版権の問題が多く、現在でもソフトとして全く 流通していない。私の記憶が確かならば、1980年代の中ごろぐらいにビデオで少量、流れただけだ。しかし何とか、一刻も早いDVD化かブルーレイ・ソフト化を望む。隠れたファンが本当に大勢いるのだ。1985年の第13回アボリアッツ国際ファンタスティック映画祭で「観客賞」と「黄金のアンテナ賞」を受賞している。

●第28位「ガメラ2・レギオン襲来」(1996)
今回のベスト30で、初めて入選する日本の映画である。しかも怪獣SF映画である。そしてこの映画は、映画としては初めて「日本SF大賞」を受賞した、怪獣SF映画の最高傑作である。それは今現在でも変わらない。前作である「ガメラ大怪獣空中決戦」も傑作であったが、すでに多くのファン、そしてこういう映画に興味がない、普通の(笑 )映画ファンまでもが、指摘していることだが、レギオンが電磁波を食料にしている関係上、電磁波が過密している都会を狙うという伊藤和典の脚本(設定)は、この手の映画に、かつてない緊迫感を与えることに驚くほど成功している。特に種子の打ち上げのための大爆発で仙台が壊滅してしまうシーンは圧巻だ。そして、見た方ならば、ほとんどの方が言っているように、こんなに本編と特撮が違和感なく融合した映画が、この日本にあっただろうか?と思ってしまう。それは、ある意味、芸術的な意味に於ける日本映画の歴史の中でも、ひとつの頂点になったと言っていいだろう。なぜ?この映画が、こんなに本編、特撮、脚本と三拍子が揃った、完成度が高い、怪獣SF映画になったのかというと、要因は、ひ とつは突然、現れて惑星の生態系そのものを侵略しようと企む宇宙怪獣レギオン対自衛隊の戦いを圧倒的なビジュアルで、徹底的に描いていることと、もうひとつはガメラをいい意味で地球側に配し(人類側じゃないよ)いい意味でヒーローに配して描いている。この2つに焦点を絞っていることだろう。これは別の表現で言うと、怪獣SF 映画に「子供」が求めているものと「大人」が求めているものの両方をいいバランスで存分に満たしてくれていることだと思う。しかもそのカタルシスと満足感は極めて高いものになっている。興奮して、段々、何を書いているのかわからなくなって来たが(笑)ラスト。レギオンとの戦いが終わって、ガメラが空を飛んで行く姿に自衛隊員が敬礼をするシーンは、思わず感動してしまう。まだ、見ていない方や怪獣SF映画なんて、と思っている方、必見ですよ。面白さは保証します。

●第29位「吸血鬼ゴケミドロ」(1968) 
今回のベスト30で、2本目の日本が製作したもので、SFホラー映画である。以前にも「熱く語れ!」で、取り上げたが、何せ、この映画は、関西だけかも知れないが、昔、小学生のこ ろにテレビの「夏休み子供映画大会」とか「冬休み子供映画大会」で、しょっちゅう見たものである(笑)しかし、今、考えると、よく、子供にこんな映画を見せていたなあと思う。今現在であれば、恐らく問題である(笑)なぜか?それは大人になった今現在、見ても十分怖いからである(笑)確かに特撮はチャチだが、高英男が演じる殺し屋、寺岡の額がパックリ裂けて、アメーバ状のゴケミドロが侵入していくシーンは、それなりに不気味であったし主な舞台である、不時着した飛行機の中で繰り広げられる、吸血鬼に血を吸われまいとする人間同士の醜い争いや冷酷な科学的好奇心から、実際に人間が吸血鬼に血を吸われるところを私も見てみたいと言い放つ「宇宙生物学者」の佐賀を演じる高橋昌也など異 色のプロットや状況の設定は、日本が製作したSFホラー映画であることを考えると高く評価していいだろうと思う。ラストのせっかく最後まで冷静さを失わなかったパイロットの杉坂とスチュワーデスの、かずみが知る驚愕の事実とそれに追い打ちを掛けるように続々と飛来するゴケミドロのUFO集団は見る者を絶望に追いやり、ミクロ的な発端からマクロ的な結末に集約される、高久進と小林久三の脚本は見事である。見ていない方は、とにかく必見である。

●第30位「インデペンデンス・デイ」(1996)
この映画をランクインしている理由は、ただひとつ!それは、ビル・プルマン扮する元戦闘機パイロットで湾岸戦争の英雄、トーマス・J・ホイットモア、アメリカ大統領が、自ら戦闘機に乗って 出撃して戦うシーンがあるからである!ええっ!何でそんなシーンぐらいで!?って、言うかも知れませんが(笑)これってスゴイことなんですよ!例えば日本の怪獣映画とかで総理大臣がF18とかに乗って怪獣と戦うシーンとかを入れてごらんなさい!軍隊を礼賛しているのか!とか言って国会で大問題になりますよ!(笑) 実際、かつての東宝怪獣映画は、東宝が自衛隊に協力をお願いし、自衛隊の方々も色々、絡むシーンを訓練を兼ねてやりましょうと言って快く協力して頂き、結果、臨場感があるシーンが撮れたりしたのですが、時の野党の追及(あえて記載しませんが!)によって、あるころから協力が無くなってしまいました。ホント、料簡が狭いなあと思うのですが致し方がありません。ただ、1985年版「ゴジラ」には、防衛庁(当時の名称)が協力し自衛隊が登場しました。しかし平成ガメラ3部作には、戦闘シーンも含めて全面的に登場しているようでしたが、当時は何も言われ無かったようです。いずれにしましても上記記載のシーンがあるので「インデペンデンス・デイ」は底抜けSF大作であるにも関わらず傑作なのです(笑)それにしてもウィル・スミスのギャラしだいと言われている「2」はどうなったんやろうねえ?


☆さて、「SF映画ベスト30」今回は、前編の第21位~第30位のものであったが、いかがだったであろうか?次回の後編は、第20位~第1位であるが、「え~!何でこんな映画が入ってんの!アホちゃう?」とか言われる方もいるだろうが、そこは冒頭にも書いた通り、超独断と超偏見のものであるからとお断りをしてあるので聞く耳はございません(笑)
まあ、これも冒頭で書きましたが、こんな「SF映画ベスト」もあるんだ!(笑)と思って頂ければ幸いです。それでは、また!

「時計じかけのオレンジ」を見ながら
バルカン星のダース・ベイダー

テーマ : 特撮・SF・ファンタジー映画
ジャンル : 映画

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