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エイリアン SF&ホラー考察

「エイリアン」がホラー映画か否かは非常に難しい問題ですが、映画全体の構成から考えると「ホラー映画の手法で撮られたSF映画」というのが正解だと思います。「エイリアン」によってSFホラーなるジャンルが定義されたような感がありますが、もともとSFにはホラー的要素があるので、怖さを前面に押し出したからと言ってこの映画を特別視しなくてもよいのではないか、単にSF映画でよいのではと思うのです。
ホラー映画の定義はもともと恐怖感を楽しむ、誤解を恐れず言ってしまえば、お化け屋敷的なアトラクション映画であり、いわゆるB級映画の王道として進化してきました。アトラクション映画という意味ではSFもまた然りで、多くのB級映画がつくられてきて、「2001年宇宙の旅」「スターウォーズ」「未知との遭遇」等で大作メジャー主義にい転ずることになりますが、ホラー映画も同様に「エクソシスト」「オーメン」等で大作映画(エクソシストはエイリアンよりも制作費が高額)として成り立つようになっていきます。
で、エイリアンですが、一般の人には、やたら怖い映画なのでホラー映画という印象がつよく残ってしまい、ホラーのレッテルを貼られてしまいますが、ホラーと呼ぶにはあまりにもSF的完成度が高く、確かに怖がらせるという意味ではホラーなのかもしれませんが、それ以外はそこらへんのSF映画がふっとぶほどのSF映画です。あまりにもSF純度が高いので、筆者的には全然ホラーには思えなくて単にSFにしか見えないのですが。

「バルカン星のダースベーダー」氏の評で映倫によるエイリアンの姿が映るシーンのカットに関する話がありますが、この話を筆者は知らなかったのですが、それ以前に(筆者の資料によれば)リドリー・スコット監督はエイリアンのデザインが非常に人間っぽいのを嫌がっていたそうです。、事実、エイリアンスーツを使用しての撮影なので、着ぐるみ感は否めません。人の入った着ぐるみなど興醒にしかならないので、リドリー監督は全身をはっきり映すことを嫌いました。部分アップや、ライトの点滅によりはっきり姿を見せない。これによりどんな相手なのかわからないことで、より恐怖感が高められたのです。もしエイリアンの姿がはっきり映っていたならば、エイリアン2のように恐怖感とは無縁の映画になっていたことでしょう。そうそう、「SFホラー」はエイリアンだけで、後の2、3、4は全然ホラーではなく普通にSFです。特にエイリアン2は単体として見るならば良い作品なのでしょうが、続編と考えるとあまりに1と違いすぎて(あまりに普通すぎて)やはり1だけを特別扱いしたくなります。筆者的には2はダメ映画です(エイリアンという冠を付けている限りにおいて)。せっかく「SFホラー」なる新ジャンルを開拓した1作目を全然活かしていません。これは言ってしまえば1作目に対する冒涜です。こういう場合にいおいてアプローチの変更は許されないと思います。とにかくエイリアンの扱いがたんなる怪獣であり、恐怖のかけらもありません。また奇才ギーガーも製作にまったく絡んでいないので、エイリアンのデザインが良くないです。キャメロンによるエイリアンのデザインは普通に異性生物であり、「1」でこだわった「悪夢の中にでてくるイメージ」感はまったくないです。それでも筆者はエイリアン2が好きです。それはパワーローダーが登場するからです。「無類のパワードスーツ好き」を公言している筆者はそれが登場するだけでOKなのです。エイリアン2の世界感でのテクノロジー文化において、パワーローダーはあまりにローテクなのですが(だって合成人間をつくれるテクノロジーがあるのにですよ)そんなことはどうでもいいです。しかしパワーローダーの撮影もパワーローダー自身が着ぐるみであり、リプリーとの二人羽織で撮影されたのはおどろきのローテクです。
(マキノ)








 

 

 
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