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「アルゴ探検隊の大冒険」と「タイタンの戦い」

レイ・ハリーハウゼン大全をまだじっくり読んでないのですが、筆者にとってのレイ・ハリーハウゼン(以下レイ)は「アルゴ探検隊の大冒険」(以下アルゴ~)で終わっているのです。人形アニメは生まれた時から先が見えていた。結局「アルゴ~」以上のものは不可能なのです。技法が技法なだけに限界もすでに内包している撮影技術なのです。CGをうまくとりこんだいわゆるアニメとは違い袋小路な技法なのです。
「アルゴ~」が大好きだった筆者は、期待して観に行った「タイタンの戦い」で非常にがっかりして劇場を後にしたのを今でも覚えています。やはり「アルゴ~」以上のものは何も見いだせなかった、というか、時代に対して(他にすぐれた特撮映画が山のように作られた時代なので)退化すらしたかのように見えてしまったのだ。ストップモーション・アニメはもは過去の技術なのだと実感しました。もちろんオマージュ的にスターウォーズに登場したチェスシーンや、複合技術で素晴らしい映像をみせた帝国の逆襲のトーントーンのシーンなど、短カットでの使用はまだ利用価値はありましたが、それが昇華しなかったのはその後の映画業界を見ればわかるとおりです。とにかく「タイタンの戦い」はとても古い映画を観たような感じがしました。「帝国の逆襲」という特撮技術のてんこもり映画を観た後に、やはり「タイタンの戦い」は辛い。もう時代は変わっているのである。つまり特撮は映画を良くするための一つの技術にすぎず、技術そのものを売りにする時代では無くなっていたのだ。フレームレートの少ない人形と人間の競演など、もう、見ていて辛いのです。
「アルゴ~」がCGなら面白くもなんともないだろう。
逆に「タイタンの戦い」はCGに向いている作品である。アルゴとタイタンはその表現において似て否なる映画なのだ。タイタンはストップモーション・アニメの限界を露呈し、その技法に終焉をもたらした皮肉な作品となってしまいました。
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テーマ : 特撮・SF・ファンタジー映画
ジャンル : 映画

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