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星大戦争と宇宙からのメッセージ

さて、前回は、「松竹2大カルトSF映画」ということであったのだが、大映(現在は角川映画ね)について書くのを忘れてしまった。しかし大映のSF映画は、新旧のガメラシリーズと時代劇ファンタジイの「大魔神」三部作(「妖怪大戦争」とかの妖怪ものは別にいいでしょ?)は別にして、本格的なものはというと昭和24年に公開された「透明人間現わる」と昭和31年に公開された「宇宙人東京に現わる」ぐらいしかないし、また、これらの作品も、そんなに多くを語るものはないので、今回はパスしようと思う(笑)尚、新旧ガメラと大魔神については、いずれまた取り上げたいと思う。さてさて、昭和52年12月17日、正月映画として東宝は、2本立ての映画を世に送った。その1本は、山口百恵主演の「霧の旗」、そしてもう1本が「惑星大戦争」である。当時、私は、その次の年に海の向こうからやって来る「STAR WARS」に対抗して作ったものだということは全然、知らなかったのだが、テレビで正月映画を紹介する番組で、この映画の紹介を見て(確か、轟天号が宇宙を飛んでいるところと浅野ゆう子がヌイグルミ丸出しの猿人に捕まっていたところが映っていたと思う)子供心に「ウゲゲエッ!なんちゅう、ひどい映画や。」と思った。そして、と言うか、やっぱりと言うか、映画館に見には行かなかったのだが(笑)後年、テレビで放送されたのを見たのだが、やっぱり見に行かなくて正解だったと痛感した(笑)で、更にその後、理由は忘れたが(笑)ビデオで見たり、製作話を知ったりすると、あきれて物が言えない状態になった(笑)まず、有名な話だが、20世紀FOXの「STAR WARS」の当時、予定していた邦題「惑星大戦争」をそのまま流用したのは目をつぶるとしよう。だが、クランクインしたのが映画公開の2ヵ月前というのは、一体どういうことなのだろうか?しかし内容を見て納得した。何と、過去の東宝特撮のライブフィルムの使い回しをしているではないか!2ヵ月で完成するのは当たり前だ。しかも、きちんと作ったセット(?)は金星の表面のところだけだというではないか。これで「STAR WARS」 に本気で対抗しようと言うのだろうか?「ちょっと待ってくれや。」という感じである。しかし、確かに「STAR WARS」に影響されて製作されたのは間違いないが、よく見れば明らかに、あのアニメの影響も受けている。そう、やはり、ブームになっていた「宇宙戦艦ヤマト」だ。すでにこれは、マニアの間では知られている ことだが、宇宙へ飛び立つ「轟天号」は何となくヤマト風に、リメイクというか、デザインされていると思うし、最後に出て来たエーテル爆弾も波動砲のマネだと思われても仕方がない。つまり、せっかく、「海底軍艦」の轟天号を宇宙へ飛ばすというアイデアを思いついても、詰めを安易な発想で行うので、どうしようもない。キャストもそれなりに、いや、東宝特撮的には豪華(笑)であったのに、結局、あまりにも粗製乱造さが目立ったばかりに終わってしまった(監督の福田純と脚本の中西隆三は、余りにも製作期間が短いのでやりたくなかったという説もある)。中野昭慶・特撮監督が「STAR WARS」を見て言ったといわてれる「あの程度の特撮は、すでに東宝がやっていますよ。」という「お言葉」が本当に信じられない。しかも、おまけに、敬愛する、故・田中友幸プロデューサーまでもが「STAR WARSから学ぶものは何もない・・・。」とおっしゃっているのには、もう、腰を抜かさんばかりの驚きだ。そらあ、そんなことを言うてるようじゃあ、進歩しませんよ。 スターウォーズの特撮スタッフたちは、真実かどうかはわかりませんが、いっぱい日本の特撮を見たと言うているではありませんか。実際のところ、彼らにとって、役に立ったかどうかは別にして彼らの方がよっぽど勉強熱心ですよ。私が本当によかったと思ったのは、ヘルファイターが世界中を襲撃するシーンと轟天号がリボルバ ー式のカタパルトを内蔵している、というところだけだ。だが、だが、である。映画はヒットしたのだ。「霧の旗」のおかげで(笑)そして、そして、そして、昭和53年のゴールデンウィークに1本の映画が、東映より公開された。「宇宙からのメッセージ」である。製作費15億円と言われたこの映画は、やはり「STAR WARS」に対抗して作られたのだが、どうしても日本が作ったものだから、ということで子供心にも「躊躇」してしまい、結局 、これも映画館には見に行かなかった(当時、朝日ソノラマから出ていた「マンガ少年」に載っていた石森章太郎のデザイン画はカッコよかったし、テレビで見た予告編もおもしろそうに見えたのだが)で、やはりテレビで(確か、朝日放送かな?)見たのだが、これもビックリした。作っているのが東映なので仕方がないのかも知れないが、「里見八犬伝」をモチーフにしているのはいいとしても、まず、どう見ても時代劇かヤクザ映画としか見えない。それは出演している俳優の面々やセリフ廻しが影響していると思うが 、特に、あの名前も思い出したくない関西弁を話す奴は大嫌いだ。なぜかと言うと、私自身が関西弁というか大阪弁を話すせいもあるだろうが、せっかく「SF映画」を見ているのに、例えそれが家のテレビで見ていようが、全然、トリップできずに、いっぺんに現実の世界に引き戻されてしまうのだ。同じことは、芥川隆行のナレーションにも言える。この人の声を聞くとどうしても、例え子供であっても、テレビの「水戸黄門」や「大岡越前」を思い出す(笑)それともうひとつ。真田広之が、燃えている戦闘機(名前忘れた)を消火器で消しているシーンにも言える。あの赤い消火器をそのまま使うかあ?である。ちょっとぐらい「SF映画」らしい加工せいよ!と思うのは私だけではないだろう。それに「SF考証」を野田宇宙大元帥が担当したというが、そうであれば、あの酸素マスクだけで宇宙空間を遊泳するシーンは何なのだろうか?色々、文句はあるが(笑)それでも当時、世界に2台しかなかった、シュノーケルカメラを1日400万のレンタル料を払って使用、駆使した特 撮シーンは、それなりに迫力があるものだった。特に今や、語り草になっている、ガバナス要塞内部でのドッグファイト。あのパイプに突入して行って、閉まっていくシャッターを爆破して通り抜けるシーンは、やはり日本特撮というレベルを考えると、今でも凄いと思う。正に、矢島(信男)特撮の集大成と呼んでふさわしいもの であった。残念なのは、せっかく原案を、石森章太郎、野田昌宏、深作欣二、松田寛夫の4人で考えているものの「SF」の部分と「お話」の部分が、きっちり分業できていない点と、松田寛夫が書いた脚本の最終チェックが、恐らくできていなかった点だろう。もう少し脚本の精度を上げることができていたら、絶対に素晴らしい SF映画になったはずである。惜しかったと思うよねえ!マキノ氏!最後に、映画ではないのだが、「STAR WARS」に影響を受けて作られた日本のSFテレビシリーズに触れておきたい。そう、エドモンド・ハミルトン原作の円谷プロの「スターウルフ」だ。残念ながらドラマの部分は、原作を消化しきれていなかったのか、 あまりおもしろくなかったが、特撮監督の佐川和夫が描いた、その宇宙戦闘シーンは、テレビ特撮のレベルで言えば大したものであったと思う。そう言えば「スターウルフ」でハルカン(やったっけ?)司令を演じた、悪役俳優の山本昌平は、最近、全くテレビで見ないのだが、どうしているのだろうか?という訳で今回は終了であ ります。次回は久し振りに洋画に戻って、「ブレードランナー」か「禁断の惑星」か「宇宙戦争」(新旧)です。

「トムとジェリー」を見ながら、バルカン星のダースベイダー






 

 
 
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テーマ : 特撮・SF・ファンタジー映画
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