スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

他のも語ろう!東宝SF(後編)

という訳で、今回は他の東宝SFの「後編」を、お送りしようと思う。まずは、いきなりだが、お詫びを!何やねんと言いますと、78年の「ブルークリスマス」が抜けていましたので、先にこちらをやってから行きたいと思います。ごめんなさいです。では10本目「ブルークリスマス」特撮を一切使わないSF映画という触れ込みで公開されたのはいいが、私にはただ長いだけで退屈極まりないSF映画であった。UFOを目撃した人間の血が青くなるというのだが、それなら、主人公の勝野洋の恋人?の竹下景子の唇は、なぜ赤いのだろうか?ほとんどストーリーに関係なく現れる、天本英世と岸田森の存在も、なかなか 不気味な感じでいいのだが、よくわからない。前半と後半が明らかに別れていて、二部構成のようになっているのも、よくわからない。何しかよくわからない映画であった(笑)
11本目は「帝都物語」である。
第8回日本SF小説大賞を受賞した、荒俣宏のデビュー小説を映像化したこの作品は、製作費18億円(一説によると、なぜか100億円)の87年の正月映画として公開された。脚本の林海象は、まあ、いいとして、正直言って、監督の実相寺昭雄と特殊視覚効果スーパーバイザーである、大木淳吉には、今までテレビのウルトラシリーズで数々の傑作を見させてもらって来たが、ここまでのスケールの大きい「幻想映画」が撮れるのかどうか不安であった。しかも、美術監督に日本映画美術の大巨匠、木村威夫を始めとして、コンセプトデザインにギーガーが起用されたり、人形アニメーションを大ベテランの真賀里文子が行ったり(古い話やけど、旧版「コメットさん」のペータンをアニメイトしたのもこの人よ)と、書けば長くなるのでやめるが、他にも結構、この手が好きな人間には、期待をさせる人材がスタッフに名を連ねている。キャストも「火の鳥」に近いぐらいの豪華さだ。何てたって主演が、兄のミスター拝一刀、若山富三郎と共に、私が尊敬するスーパー・スプラッター・チャンバラ・アクション・スター勝新太郎である。だが、その勝新太郎も、今回は嶋田久作の「加藤保憲」には勝てなかった(笑)誰もがそう思うだろうが、この加藤保憲は本当に存在感があった。一度、見れば忘れらないぐらいだ。で、結局、映画全体としては、特撮は頑張っていたのだが、原作の1巻から4巻までを映画化しようとしたのが災いとなって、どうしてもダイジェスト版の印象が拭えず、おもしろくなかった。 もったいない話だと思う。そして12本目は、「帝都大戦」である(笑)原作の11巻である「戦争(ウォーズ)編」を映画化したこの作品は、前作の反省を踏まえたものなのか、太平洋戦争の終わりを舞台に、戦争による被害の広がりを防ぐために、時の内閣が霊能力者の力で、連合軍の幹部たちを呪い殺す計 画を進める話と加藤保憲VS中村雄昴&辰宮雪子の霊能力者コンビの超能力合戦に、ストーリーを集約しているので、「大戦」ではないが、そこそこ楽しめる作りにはなっている。ただ、私は原作を読んでいないのでわからないのですが、加藤昌也が演じている、中村雄昴て、何か弱いと思いませんか?(笑)
13本目「ス ウィートホーム」。これは、厳密に言うとSF映画ではではなく、ホラー映画なのだが、ディック・スミスが特殊メイクアップをしているので取り上げました(笑)それで、どうなのかというと、黒沢清は後に私が大好きな、「CURE キュア」を監督するが、この時点では、黒沢清よりは、伊丹十三が演出した方 がよかったような気がする。クライマックスは盛り上がりを見せたと思うが、何となく見せ方が下手なのである。ディック・スミスの特殊メイクも、予算が少なかったのか、助手にやらせているような出来であった。残念ながら、この映画は、ご存知の方もいると思うが、訴訟沙汰となり、現在は中古ビデオでしか見る方法がないのだが、必死になって探すほどの映画ではないだろう(笑)
14本目、遂に来ました「ガンヘッド」サンライズが、本当のところは「機動戦士ガンダム」を実写映画化したくて持ち込んだ企画が、紆余曲折を経て、東宝、東宝映画、角川書店、サンリオ、バンダイ、イマジカ、サン ライズの以上7社が、製作委員会を立ち上げて製作した、これも当初は大期待していた、SFロボットアクション映画であった。なのに、である。味方が何かわからないうちに、どんどん死んでいくところは好きなのだが、日本人俳優が喋る日本語と外国人俳優が喋る英語で、話が通じてしまうのは、やっぱり、おかしくないかい? 期待していたロボット同士の対決も、ロボットであるがゆえの「腕」や「足」を思い切り、生かす描写がなかったり、当時としては仕方がないのかも知れないが、特撮の演出における「ロボット」の見せ方と「怪獣」の見せ方が同じなのも、どうかと思う(当時の特撮の限界なのか、よくあれで、サンライズ側が黙っていたと思う) また、一部にヌイグルミを使用しているのには目をつぶるとしても、ただ、ぶつかっているだけで、おもしろくも何ともない。あーあ、である。作品の持っている雰囲気は、確かに、原田監督、イギリスやアメリカで映画の勉強をしてきたせいかどうかはわからないが、今までの東宝SFとは違う感じを醸し出していたとは思う。
15本目「ジパング」です。よく言われるが、「仮面の忍者赤影」の世界観が、好きな私のような人間には、この映画はいいと思うのだが、でもそれは、これもよく言われるが、前半までの話である(笑)後半の展開のせいで、せっかくの「冒険活劇」の面白さが、ブッ壊れてしまった。惜しいことである。
16本目「超少女REIKO」新人脚本家を発掘する目的で創設された、城戸賞の第13回の準入選作となった、大河原孝夫のオリジナル脚本を、大河原自身が監督をした意欲作である。
特に、幽霊が自らの意思で出現しているのではなく、実は超能力者に操られていた、という発想が、私は素晴らしいと思う(私はですよ、私は、笑)何か、やっとちょっと、オススメできる映画が出て来て嬉しく思うので。
17本目「ミカドロイド」新ガメラ三部作の特撮監督である、樋口真嗣の「 特撮監督」デビュー作であるが、実は、これは、東宝シネパックというところが制作のビデオ映画である。内容的にはいかにも特撮オタクが作ったという感じのものなのであるが、何か「ターミネーター」と「ロボコップ」を合したような映画なのには、う~ん、という感じである(笑)
18本目は忘れていました「首都消失」でも、雲の映画なんて誰も見たくないよ。小松左京も、何で元ネタの「物体O」の方を映画化させへんかってんやろ?
19本目「ヤマトタケル」です。「ゴジラVSビオランテ」以降の平成ゴジラシリーズのヒットに気をよくした東宝は、集まって来る客層に対して、更に新たな特撮映画で、囲い込みを行おうとした。具体的には、例えば当年の盆か正月に、ゴジラをやれば、来年の同時期には、違う特撮映画をやる、という感じである。そして、その第1弾が、当初は三部作の製作予定だった「ヤマトタケル」なのである。だが、見に行ってガッカリした。おもしろくなかった。私が映画館で見た時は、日曜日だったのに、私を 入れてたった5人しか観客が、いなかったのである。
20本目「ジュブナイル」イタリアのジフォーニ映画祭で、子供映画部門のグランプリを受賞するなど、子供と一緒に見るのならば、夢があって(笑)何の問題もなく見れるのが、いいのか悪いのか、意見が分かれるところだろう。私は前者の方ですが(笑) 白組やMotor/Iiez、IMAGICA、ROBOTの特撮とCGは頑張ってたと思う。勿論、監督・脚本・VFXの山崎貴は当然である(それはそうと、山崎貴は「ゴジラ」を撮らないのだろうか。「続・三丁目の夕日」で見せたゴジラは「俺にゴジラをやらせてくれ!」と言う東宝へのアピールだと私は思うのだが)
さあ、取りあえずラストの21本目「クロスファイア」である。宮部みゆきの原作の映画化ではあるが、念動発火能力の持ち主を初めて、本格的に描いた、この映画は、同じ主人公の青木淳子が登場する、短編集の一編である、「燔祭(はんさい)」と単行本の「クロスファイア」の内容を再構成している ような内容であった。原作を読まれている方なら、ご存知のように、ラストなど色々と変更点は多いが、淳子の内面を中心に作品世界をよく描いていたと思う(あのガキ共はホンマに憎たらしかったからねえ)また、何と言っても、 ビジュアルエフェクトスーパーバイザーの松本肇、根岸義幸、杉木信章の3人が奏でる、特撮の炎は圧巻で、見た人なら、みんな、平成ガメラシリーズを思い出すこと請け合いだ(いい意味で、笑)因みに私は異論はあろうが、金子修介は現在の日本において、SF特撮映画を「まとも」に撮ることができる貴重な監督だと思う。ぜひ、ぜひ、もっとSF特撮映画を作っ てほしいと思う。というわけで、駆け足であったが、前回と今回、その他の東宝SFについて語らせていただきました。「クロスファイア」以降の分は、また、機会をあらためてということで、次回は未定です!

朝の4時から「仮面ライダーディケイド」を見ようとしている
バルカン星のダースベイダー








     
     
スポンサーサイト

テーマ : 特撮・SF・ファンタジー映画
ジャンル : 映画

コメントの投稿

非公開コメント

作品名
月別アーカイブ
clock
プロフィール
マキノ
SFをこよなく愛するペーパークラフトクリエイター
リンク
カウンター
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。