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宇宙戦争(53年版)

子供の頃、テレビでよく見た外国SF映画で、代表的なものと言えば、勿論、世代によって違うのだろうけれど、私は「宇宙戦争」と「宇宙水爆戦」それと「禁断の惑星」に「猿の惑星」である(映画ではないが、リー・メジャースの『600万ドルの男』も、よく見たと思う)。そこで今回は「禁断の惑星」は、ちょっと 気合を入れて書かなアカンという意味から、また、別の機会で取り上げるので、「宇宙戦争(53年版)」と(私の家では見れないのだが)最近、NHKのBSでも放送された「宇宙水爆戦」を取り上げようと思う。今回は「宇宙戦争」である。
ジョー・ダンテ監督の「エクスプロラーズ」で少年が『宇宙戦争』をテレビで見ている最中に、そのまま眠ってしまうというプロローグがある。映画評論家の石上三登志も、大好きだと言っている、このプロローグ。私も大好きなのだが(笑)子供の頃に見た時は、わからなかったのだが、後年 、見て感心したのが、白黒のパラマウントのニュース映画で始まるオープニングである。すなわち、第一次世界大戦はこうだった。第二次世界大戦はこうだった。もしかすると第三次世界大戦が始まるかも知れないけれども、それは宇宙戦争になるかも知れない・・・そして音楽が鳴り響いてカラーで『THE WAR OF THE WORLDS』のタイトルが出るのだが、製作された1953年の時代の映画にそういった、タイトルの前に、こういう序章(プロローグ)のようなものがあるのが、まず斬新であると思う。また、そのタイトルも誰がやったのか、私はわからないが、雷鳴のようなものが轟いて、黒いタイトルバックに文字が出てくる(その文字の色は忘れました、笑)という趣向も、これから始まる映画の期待度を膨らませてくれる作りになっていて、なかなかよかったと思う。この映画のプロデューサーは、ジョージ・パルである。元々、パぺトーンという非常に手間の掛かる人形アニメの作家で、慨に有名であった彼が、なぜ、SF映画をプロデュースするように なったのかは、今もって、よくわかっていないらしいが、一説によると、パルは、製作に忍耐を伴う人形アニメをやっていた関係上、元々、特撮も苦にならなく、同じように製作することに、自信を持っていたということらしいのだ。最も『宇宙戦争』の特撮で、たまに、パースペクティブを利用した特撮がイマイチであるという批判があるが、私は別に何とも思わない(特撮監督はゴードン・ジェニングス)。因みにパースペクティブを利用した特撮シーンが、どこにあるのかということは・・・言いません(笑)ご自分で探して見て下さい。すぐわかると思います(笑)因みにパルが、プロデュースした『宇宙戦争』と『月世界征服』と『地球最後の日』の3本は全て、アカデミー特殊効果賞を受賞していて、私は『月世界征服』だけ見ていないのだが、3本も特撮スタッフにアカデミー賞を受賞させるプロデューサーは、この時代にすれば非常に珍しいだろう。ところで、原作と一番違うところは、やはり、核兵器が登場するところと、有名なマーシャン・ウォー・マシンのデザインだろう。原作の3本足のトライポッドは、スピルバーグのリメイク版で登場したが、私はこの円盤もデザイン的には、非常に気に入っていて好きである。円盤のデザインをしたアルバート・ノザキは、SF映画ファ ンにとっては、もう伝説的な人であるが、この人が少し首を傾げたような仕草で、ニヤッと笑いながら円盤のミニチュアを持っている写真を何かの雑誌で見たことがある人もいるだろう。さて、この映画は、当時としては優れた特撮技術を駆使している映画であるのは勿論だが、名作だとする理由に、スリリングに溢れた優れた脚本 であることを述べる人が非常に多い。中でも、有名なシーンだが、トランプをしている2人の監視員の向こう側にひとつ、隕石が落ちて来て「あれは何だ?」ということで天文台に連絡をするのだが、もう1人の監視員が、連絡をしている仲間の話を黙って聞きながら、その手のうちを盗み見るところ。つまり映画を見ている観客は 、その隕石が火星から来ているということがわかっているが、映画の登場人物たちは、当然、知らないのだから、見ている観客は、画面の監視員の2人に向かって思わず「お前ら、何を呑気なこと、してんねん!」と実際には叫ばないが、叫んでしまうシーン(笑)また、これも有名なシーンだが、落ちてきた隕石の蓋が音を立てて 開いて、見張りをしていた男たちは、これは宇宙から来たものだということがわかる。そして彼らは、こちらに敵意がないことを相手に理解させようと白旗を持って(笑)隕石に近づいていくのだが、その時の会話で「お前、白旗が向こうにわかるのか?」するともう1人が「白旗は共通だ」(笑)更に「お前、最初に何て言う?」 すると「カリフォルニアへようこそ」・・・だが、彼らは無惨にも、熱光線?で焼き殺されてしまう。本当は怖くて怖くて、たまらないが、何とかジョークでも言って、平静さを保ちながら、こちらの意志を懸命に伝えようとする姿が、ジョークと恐怖が表裏一体となって、絶妙なシーンになっている。今でこそ、ありがちなシーンであると思うが、「SF映画」である前に、映画のおもしろさに溢れた脚本の上手さに舌を巻いてしまう。こういうことを書くと、また、怒られそうだが(笑)東宝特撮の「脚本」とはエライ違いだ。かくて、当時、子供であった僕は喰い入るようにテレビを見続け、ストーリーを追い掛けて行った結果(笑)軍が色々な作戦を行っ ていくが、そんなことではビクともせず、全て無駄に終わらせてしまうウォー・マシンやどんどん破壊されていく町。出て行ったら殺されるのがわからんのか?と子供心にも疑問に思っていたら、やっぱり殺されてしまう神父。納屋?に隠れた2人がバッタリ会ってしまう(笑)火星人を『超人バロム・1』に出て来たドルゲ魔人に似ていると思ったりと、とにかく、今や語り草になっている意外な結末で、ラストの崩れ落ちる教会までを歯切れのいいテンポで見せてくれる、宇宙人の地球侵略を描いたSF映画では、これからもずっと、ベストに入 り続ける映画だと思う。願わくば次回は、原作通りの映画化を期待したいと思う。

「バック・トゥ・ザ・ヒューチャーPART3」日本語版を見ながら
バルカン星のダース・ベイダー


    
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テーマ : 特撮・SF・ファンタジー映画
ジャンル : 映画

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