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トランスフォーマー

マイケル・ベイ(以下、ベイ)の映画は、なぜか私は、全て映画館で見ている。が、M・ナイト・シャラマンの映画までとは行かないが(因みに私は、シャラマンの映画は『アンブレイカブル』以降は、いくら周囲で「おもしろい」と言っていても、絶対に見ないことにしている。いや、ほんま)いつも見終わると 、大阪弁で「せやけど」と標準語で「でも」と疑問に思うのだ(笑)そのベイが、スピルバーグと組んで「トランスフォーマー」を映画化すると聞いた当初は、別にデジタル・ドメインを買収しているから、という訳ではないが、恐らく特撮には理解がある監督だと思えど、やっぱり不安であった。それは、やはり、ベイが監督をし たSF映画と言えば、例えば、設定の異色さは評価できると思うものの、話がムチャクチャな(笑)「アルマゲドン」とSFかアクションか、どっちかにせえよ!と思ってしまう「アイランド」のせいであるが、特にドリームワークスと組んで製作した、「アイランド」はアメリカで惨憺たる結果に終わってしまったのに、また組んでやるというのは、スピルバーグとドリームワークスの神経を疑った。しかも、娘に(トランスフォーマーを)作ってほしいと懇願された、スピルバーグが当初、監督をするはずが、「忙しいから」ということでベイに監督を依頼したというのだから、なおさらだ。そのベイも当初は、オモチャの映画化ということで嫌がったということだったが、何とか映画化に漕ぎ着けて完成し、いざ、蓋を開けてみると、それは杞憂に終わった。いやあ、びっくりした(笑)驚いた(笑)嬉しかった(笑)出張先の三重県で、この映画をレイトショーで見たその日は、ホテルに入って早く風呂に入りたかったのだけれど、ワーナーマイカル津の駐車場で、車の中から、その日の訪問件数と内容のメールをノートパソコンから、勿論、エッジを使って、慌てて会社に送った甲斐があった(笑)映画が始まって5分ぐらいだろうか、シコルスキーMH-53ペイブロウがブラックアウトに変形してからの、カタールのアメリカ空軍基地への攻撃に思わず、「おおっ!おおっ!」と我を忘れて、画面に引きずり込 まれている私がそこにいた。そしてそれは明らかに、松竹が平成17年に公開した、ロボット大好きオッサンの、私の期待を見事に裏切ってくれた、実写版「鉄人28号」に登場した、CGによる鉄人とブラックオックスとは雲泥の差であった。確かに厳密に言うと、「トランスフォーマー」は「ロボット」ではなく「金属生命体」 ではあるが、私の世代のような「マジンガーZ&グレートマジンガー」や「ゲッターロボ&G」「勇者ライディーン」「超電磁ロボ・コンバトラーV」エトセトラ、エトセトラハを見て育ってきた、元「男の子」に取っては、これはもうロボットそのものであった。それに、ちゃんと元々、やっていた、本家本元の「アニメ」や発売されている「TOY」通りに行くか行かないかは別にして「変形」するのである。この「変形」の部分の特撮については、いつの号だったか忘れたが(こればっ かり、ゴメンナサイ!)樋口真嗣・監督&特撮監督が「フィギュア王」誌上で、持たれている連載でも述べていたし、一方で、トランスフォーマーたちの戦いを遠近感を利用して「見せる」演出は迫力を出してはいたが、何が起こっているかわからない状態にもなっていたのは否めないと思うものの、非常に見せ方、ごまかし方が上 手い。しかも、オートボットとディセプティコンのありとあらゆる動きの表現のCGが、アニメーターによるハンドメイドのパソコン作業というらしいのだから驚きだ。因みに、ILMの350人以上のプロが、この映画に参加したらしいが、パソコンも300台以上、稼働させたということなので、ほとんどの作業はパソコン上だけで行われたのか?と思ったらアニマトロニクスも駆使されたという。が、実際には、どこにアニマトロニクスが使われたのだろうか?また、モーションキャプチャーは、使われていないそうだが、オプティマスプライムとメガトロンが、取っ組み合いになって、共にビルに突っ込んで行くシーンで、中で、働く人間が動いているシ ーンがあるが、あれはモーションキャプチャーではないのだろうか?う~む、わからん。よくできている。わからんけど、よくできている・・・。まあまあ、それらはいいとして(笑)すでに、ご存知だとは思うが「トランスフォーマー」は、元々、当時のタカラから販売されていた「ダイアクロン」と「ニューミクロマン」の シリーズの後期に発売された、変形ロボットをハズプロ社が業務提携し、他社の変形ロボットのオモチャと共に「TRANSFORMERS」として販売したものを、マーベルがアニメ化したのが、事の始まりであるが、私は、正直、日本ではタイトルや内容が、色々あるアニメ版の方はあんまり見ていないので 、わからないのだが、今回のこの映画版は、アニメ版のコアなファンも満足する出来ばえになっているという。つまり、初代のアニメ版に近いということらしい。それは、多分、クリス・パイン主演の「スタートレック」の脚本も書いた、アレックス・カーツマン&ロベルト・オーチーの脚本家コンビの、シリーズをよく研究した上 での、成せる技だろう。だが、私としては、せっかくサムに、オプティマスがオートボットたちを紹介して、それと共に、それぞれの性格が垣間見れるシーンがあったのだから、もう少し内面の描写も掘り下げてくれたらよかったのにとは思う。これはディセプティコンたちについても言えることである。他にも細かい不満はある。 例えば、オートボットの内、オプティマスプライムとバンブルビー以外に活躍の場が与えられなかったのは、仕方がないかも知れないが(私個人はジャズにもっと活躍して欲しかったが、残念ながら、メガトロンに上半身と下半身を引き裂かれてしまった。OH!JAZZ!合掌。)F‐22ステルス対スタースクリームのドッグフ ァイトとデバステーターのM1エイブラムス戦車としての活躍も、もうちょっと見たかったし、ブラックアウトの体内に、「ブラックアウト」だけの下僕として潜んでいて、エップス軍曹を含む、カタールの空軍基地の生き残りを抹殺しようとする、蠍型金属生命体スコルポノックが、なぜ、空軍基地の生き残りの抹殺を企てたのか ?そこには、ブラックアウトが、カタールの空軍基地を襲撃した際、エップス軍曹に赤外線カメラで、ブラックアウトの姿を撮影されてしまったので、その証拠を握り潰す(笑)か踏み潰すため(笑)に、ブラックアウトが「命令」して、スコルポノックが放たれたのだが、SF映画やトランスフォーマーが好きな人間になら、関連づけて理解ができそうだが、そういう説明が一切ないので画面だけでは非常に理解しにくい(少しと言いながら不満いっぱい?)だが、確かにサムとミカエラの学園ドラマもどきは何も言えない(笑)し、オプティマスがサムに言って家の中で、イーベイに出品している例のメガネを探させる一連のギャグシーンは、あまり笑えないかも知れない。しかし、オートボットVSディセプティコンの戦闘シーンには、本当にド肝を抜かれた。SF映画ファンの夢が、またひとつ叶ったと思った。それは即ち、「2001年宇宙の旅」でハードSFを、「スターウォーズ」でスペース・オペラを、「ブレードランナー」でハードボイルドものを、「ターミネーター」でロ ボットものを、「ロボコップ」でサイボーグものを、と、これこそが、それぞれのSFのジャンルの傑作SF映画だということでファンは満足していたのだが、そこに巨大変形ロボットもの(金属生命体ではあるけども)の傑作が加わったのだ。だがだが、信じられないことに「トランスフォーマー」は、大した映画ではない、CGも稚拙だという人もいる。人の価値観はそれぞれだし、その人の映画の見方を強制する権利は、勿論、私には無いのは百も承知だが、もし日本が「トランスフォーマー」を製作したとすれば、間違いなく、素人が見ても大変だと思う (笑)街中での戦闘シーンは描かないだろうし、仮に描いたとしても、昭和後期のゴジラシリーズで見られた、ミニチュアが無い、山間部?原っぱ?での(笑)背景に何も無い、簡単な合成の戦闘シーンになってしまうか、それこそ、最初の方で松竹の「鉄人28号」について少し述べたが、もっと稚拙なCG技術に終始しているは ずである。人間と複雑に絡んだ合成シーンなど、もっての他で、絶対に出来ないと思う(詳しくは触れませんが、見た人なら、わかると思いますが「GOEMON」のCGも酷いでしょ?)ところで、いつのころぐらいからだろうか。SFのジャンルで映画化できない「SF映画」は少なくとも、アメリカにはもう無いだろうと思うのは。CG一辺倒だろうが、何だろうが、日本のSF映画製作の現状を見れば、それは、やっぱり羨ましいことであると思う。「スタートレック」や「ターミネーター4」そしてこの「トランスフォーマー・リベンジ」が話題になっていても、日本はテレビの「仮面ライダー」や円谷プロの「大怪獣バトル」の映画化(ライダーは夏だが、大 怪獣は正月です)なのである。私は「仮面ライダー」も「ウルトラマン」も、ガキのころから好きであるのは間違いないが、これだけしか言って見れば能がない、日本が非常に情けない。いつまでこういう状態が続くのだろうと思う。ひょっとしなくても、そんな日本にいつまでも期待している、お前が「アホ」だ、と言われそうだ が・・・「アホ」なのかも知れませんなあ。ということで、今回もこれにて終了であります。次回は「バットマン」シリーズの予定です!

「ミクロの決死圏」を見ながら、バルカン星のダース・ベイダー


 

 
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テーマ : 特撮・SF・ファンタジー映画
ジャンル : 映画

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SFをこよなく愛するペーパークラフトクリエイター
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