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トランスフォーマー

ようやくこういう映画が見れるようになった、ということにとりあえず拍手。
40年代産まれの私はまさにロボット世代。鉄(くろがね)に心躍る少年時代を生きた世代。
この超絶レベルの実写で巨大ロボット物映画を見れるなんて夢のようです。
今まで巨大ロボット実写映画は本当に無かったのです。ロボジョックス(1990)くらいだろうか。
大きなロボットが(厳密にはロボットではないが)リアルな映像で暴れまくる、それだけで充分なのです。
しかし、全てのSFファンが特撮だけを見ているわけではないので、もう少し冷静に評論しよう。
脚本の酷さが世間での批評ですが、これはもうしかたがない。何たって監督はあのマイケル・ベイです。「ザ・ロック」を唯一の例外とするならばこれほどおバカ映画を撮れる監督はそういないでしょう。しかし「アルマゲドン」のような超劣悪な脚本であれだけヒットさせる手腕は凄いと認めざるをえません。彼の映画に脚本なんて必要ないのです。いわゆるジェットコースター・ムービー、体感するだけでいのです。見方を間違ってはいけません。オートボット達のかっこよさを見せつける2時間24分にも及ぶミュージッククリップだと思えばよろしい。
あまりにひどいストーリーは別として、しかしこの映像はマイケル・ベイでなければ実現しなかったでしょう。あくまで映像重視のため、映像にじゃまなストーリーをどんどん単純化、記号化していった結果なのです。
しかしながら、この映画を評価するのは非常に難しい。確かに映画は大変面白かった。充分満足出来た。しかし見終わった後何も残らない、もう1回見ようという気もおきないのである。これだけ楽しめたのに何故?というのが正直な感想である。で、例のごとくネット上の評を読みあさった。分かった事は、この映画、好き嫌いがはっきりわかれているということだった。好き派は変形ロボットが大好きで、高度なCGに対する評価。嫌い派は脚本の醜さと戦闘シーンの長さ、複雑さを嫌っていた。
なるほど、よく理解出来る。要するにこの映画、ロボットのバトルが凄まじく高い完成度で怒号のごとく迫力満点で描かれる。しかしそれだけだ。変形ロボが好きではない人にはかなり苦痛な映画であろう。事実、苦痛だったという感想は多く見られる。
であるならば、もし仮にこの映画に、素晴らしい脚本が付いたらどうだろうか。史上最高の素晴らしい映画になったであろうか。私は否だと思う。よけいなストーリーがないからこそ、映像に集中できたのである。そうでなくても非常に複雑なメカの固まりが激しく動き回るのだ。映画とおもわず遊園地と思えばいいのだ。(笑)そもそもこの大きさのメカが動きまくる時点で物理法則を無視しているのです。
ただ、「映画」として考えた時、はたして映像だけで良いのだろうか。いくら凄いCGでも数年経てばあっさり追い抜かれてしまう。現代の映画にとってCGは映像を補完あるいは創造する上で必要不可欠であり、あたりまえの黒子のよな存在で「特撮がすごい」ということとまったくベクトルが違うと思うのです。2001年宇宙の旅のように何年たっても追い抜けないのが「特撮」の強みです。現在のCGにはそういう域には達していないと思うのです。
この映画と非常によく似たベクトルの映画を思い出しました。「インディペンデンスデイ」です。
あの映画も当時、圧倒的な迫力で度肝を抜かれました。しかし今見ると無惨なものです。
残念ながら冷静に見れば今回のCGもまだまだ浮いています。CGはどんどん派手になっていきますが、アナログ特撮ならでわの物理的説得力はまだまだ、と言わざるをえません。
(マキノ)


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テーマ : 特撮・SF・ファンタジー映画
ジャンル : 映画

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